ローファー、シングルモンク、ダービー、どれも欲しくなる…
連日35℃超えを記録する酷暑も少し落ち着き、明日8月23日は二十四節気でいう「処暑」。厳しい暑さの峠も越え、朝夕には涼しい風が吹き、空には"うろこ雲"、"いわし雲"なんて呼ばれる巻積雲(けんせきうん)を眺めることができるように。
こんな風に秋の気配を感じ始めると、着こなしに取り入れたくなるのが茶色(ブラウン)。ということで、第99弾ではブラウン靴をピックアップしたいと思います。
木や土、大地といった自然を感じさせる茶色って、"温もり"や"居心地の良さ"など安心感があり、物悲しくなりがちな秋にもってこいな色。
渋い色なので若い世代には苦手や嫌いという人が多いんですが、年齢を重ねるにつれて好嫌が強くなっていき、似合うようにもなってきます。
そして、茶色の補色は 暗いトーンの青。正反対の印象を与える補色の関係にある色同士は、お互いを引き立てる効果があることから、イタリアの伊達男たちはアズーロ・エ・マローネ(青と茶)の組み合わせを好むわけです。
ネイビーが主流な日本のスーツシーンにも茶靴は合います。ビジネススタイルが変化し、緩和された現在なら黒靴一辺倒ではなく、茶靴という選択肢も大いにアリではないでしょうか?
では話をクルリンパと戻して、ブラウンの靴の素敵な投稿5選をご紹介していきます!
ジョンロブの「アドレイ」
まずは、@imai_me01さんの投稿から。ジョンロブ(JOHN LOBB)の「アドレイ(ADLEY)」 です。
ジョンロブのプレステージラインやクラシックラインを手掛ける際に生じる、革の余った部分を使用することで、革の廃棄を削減するとともに、価格も抑えているのが、ニュークラシックライン。
このラインからリリースされているコインローファーが「アドレイ」です。
余った革を使っていると言っても、そこはジョンロブですから、他のブランドと比べてもその品質やデザインにおいて劣る部分はありません!
ラスト(木型)は0215で、ジョンロブのローファーで有名な「ロペス」に比べるとやや細身。アッパーには、小さいつぶつぶの型押しがキャビアに似ていることから名付けられた"キャビアカーフ"を採用しているため、シワやキズが目立ちにくいのもポイントです。
@imai_me01さんはジョンロブの名靴や素晴らしい時計をたくさんお持ちで、なんとも羨ましい。そして、どれもをさり気なく使いこなしていて好感が持てます。
これからもたくさんの靴の投稿を楽しみにしています。