自分が本当にイイと思う、一流品を買い集めていたら、無類の服好きが集まっているはずの編集部内でも「買い方がおかしい」「こじらせてる」と。自分じゃ、至極普通だと思っていたのに…。ホントにこじらせているのか確認すべく、自分が買ってきた愛しい服達を紹介していく企画「こじラグ(※こじらせラグジュアリー)」を始動させます。これがお買い物の参考になるかはわかりませんが…、世の買い物ジャンキーたちを安堵させられたら本望なのです(笑)。
勤勉なドイツが起源なので、安定感は抜群!
さて、265回めはモンブラン(MONTBLANC)の「マイスターシュテュック ル・グラン(Meisterstuck LeGrand)」ボールペンです。
もう15年以上前、帰国の途に就く空港でドルが微妙に余ってて、免税店で使い切ろうなんてウロウロしてたら、モンブランのショップが一部セール!
定番のクラシックより太めなル・グランのボールペンが 日本で買う価格の半額程度に下がっていたので、余ったドル使うどころか…、サッとカードを差し出して清水ダイブしました。
Yahoo! 配信用パラグラフ分割
今でこそパソコンや携帯ばかりで文字を書く機会はめっきり減りましたが、一応編集者の端くれとして良いペンくらいは持っておきたい。
なんて書いておきながらも、じつは書くのが目的というよりは、その頃着るのが定番化してきたジャケットの胸ポケットにTVフォールドにした白いリネンのチーフとともに挿したかったのが第一義。
そんなんだから書き心地なんか二の次で、当時は天冠がカッコいい、この「マイスターシュテュック」か、「ロードスター ドゥ カルティエ(ROADSTER DE CARTIER)」、「トリニティ ドゥ カルティエ(TRINITY DE CARTIER)」といったペンしか眼中にありませんでした。
最終的には どれも手に入れることになるんですが…、基本のキとして最初に「マイスターシュテュック」を選んだのは正解。
やっぱりアルプス最高峰モンブランの峰の雪に覆われた6つの氷河を表現する、六角形の白い星「ホワイトスター」はジャケットのポケットでも映えましたし、さすが1909年から熟練の職人たちが作り続けているだけあって、えも言われぬスムーズな書き味を体感することもできました。
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