コロナ禍で否応無しに増えた家族の時間。団らんの機会が増えてより親密になったというご家庭もあれば、なんだかうまく噛み合わなくなってしまったというご家庭もあることでしょう。在宅期間が長くなった結果夫婦仲がこじれて離婚に至る──所謂「コロナ離婚」の危機! なんてことにならないためにも、気をつけたいのは普段の態度。
今回は離婚の理由の一つとしてよく耳にするようになった単語、モラハラについて考えていきます。
モラハラとはモラルハラスメントの略語。こと離婚といったシチュエーションでは「もうモラハラ夫に耐えられない」なんて文脈で登場するワードですが、実際のところ何がモラハラになるのか? 何をしたらモラハラ夫って呼ばれるの? といった疑問をひそかに抱えて過ごしている方もおられるのではないでしょうか。
突然ですが、ここでクイズ形式でいくつか事例を挙げてみましょう。
Q.以下の項目で一般に夫婦間のモラハラに当てはまるとされる行動を全て選んでください
1.人前でパートナーを馬鹿にする
2.声をかけられても無視する
3.学歴や収入でパートナーを見下す
4.子供が良くないことをしたら叱る
5.絶対に謝らない
正解は……
4.子供が良くないことをしたら叱る
以外の全てです。
人前で馬鹿にしたり、無視をしたり、見下したり、謝らなかったり……。考えなくても、全て人と関わる上でやってはいけない当たり前のこと。他にも、自分ルールの押し付けや厳しい束縛、無理やり謝らせるといったパートナーに精神的な苦痛を与える行為は同様にやってはいけないことですよね。
モラハラ夫という言葉を使いましたが、もちろん、妻側によるモラハラがないというわけではありません。モラハラという問題に限らずですが、どんな立場であれ、関係を維持していくのであればお互いを慮り合うことは大切だということです。
親しき中にも礼儀ありという言葉があるように、夫婦であればなんでも許される、なんてことはありません。なんだか夫婦仲にぎこちなさを感じ始めている……という方は、ぜひ在宅の増えたこの時期を自身の態度を見直してみるきっかけにしてみてくださいね。
Text : FORZA STYLE