夫婦間トラブルで常に上位にあるものと言っていい「家事の分担」。近年では女性も働く時代となり、女性は家事さえやっていればいいというのも古い価値観となっていますよね。
現に「主夫」や「イクメン」などの言葉もあるように男性も家事や育児をやる時代となっています。ですがこれはまだまだ一部なのではないでしょうか? 新たな価値観が注目を集め一人歩きをしているように感じてしまいます。実際は今も妻が大半の家事を担うケースが多いでしょう。
「家事」という言葉を聞いて、いやオレは料理も分担しているし、アイロンも自分でかけている!という方もいらっしゃると思います。ですがもしかしたらそれ以外の部分ではまだ妻に大きな負担をかけているかもしれません。家事は一言に家事と言っても数え切れないほどあるんです。
そこで突然ですが、家事についてクイズです。
Q. この中で「家事」にあたるものを全て選んでください。
1. テレビを見る
2. 子供と会話する
3. 飲みっぱなしのコップを片づける
4. 朝カーテンを開け、夜カーテンを閉める
5. つけっぱなしのテレビを消す
さて、正解は……
2. 子供と会話する
3. 飲みっぱなしのコップを片づける
4. 朝カーテンを開け、夜カーテンを閉める
5. つけっぱなしのテレビを消す
です! なんと、1. テレビを見る 以外全て家事なんですね。
これらは「名もなき家事」と呼ばれ、妻は家事と認識しながらも夫は家事だと認識していない家事のことを指します。
これも家事なの⁉︎と思われた方も多いと思いますが、妻からすれば当たり前と思っていることだったりします。子供と会話をするというのを家事と捉えるかどうかは賛否が分かれそうですが、活動時間の中で名もなき家事が大半を占め、プライベートの時間を多く持てない妻にとっては、子供と会話する時間も家事と捉えてしまうでしょう。
この名もなき家事にいかにして気づくか。
まずは、「やりっぱなしをなくすこと」です。このやりっぱなしの積み重ねにより家事負担が増えてしまいます。これは大前提ですのですぐにやめましょう。
次に、「一般的に家事と呼ばれるものを1から最後までやってみること」です。
例えば「ゴミ捨て」1つとっても多くの家事が存在します。例えば、①地域のゴミ袋を買いに行く ②ゴミを分別する ③地域のゴミ袋に溜まったゴミを入れてまとめる ④ゴミを出す が挙げられます。まだまだ他にもあるかもしれません。
ゴミ捨てをしてり、アイロンをかけたり色々しているのに妻の機嫌が一向に良くならないという方は名前のついていない家事に気づき、それをさりげなくやることで改善されるでしょう。
あたかもオレ、家事ちゃんとやってるアピールをするのも妻からしてみればイライラの種となり、かえって逆効果です。あくまでさりげなく、を心がけてください。アピールしなくても小さな気遣いに気づいてくれるはずですよ。
妻の家事負担が大きいケースを書きましたが、逆も然りです。性別関係なくお互いを気遣いながら円満な夫婦生活を送りましょう!
Text : FORZA STYLE