王道中の王道、ROLEX。日本一、いや世界一知名度が高く、各国の人から愛されるロレックス。なんとなくカッコイイから、資産価値が高いからと言って選ぶのはもったいない。なぜなら大人の男性にとっては身に着ける腕時計はご自身のステイタスとも直結します。
このコラムでは知っているようで知らないかもしれない事や、改めてロレックスの良さを実感できる。そんな豆知識をお届けします。
さて、「世界で一番高額なROLEXトップ3」の後編をお送り致します。
超・高価なロレックス。世界2位はどのモデル?
続きまして第2位です。世界で二番目に高額なロレックスは?
はい、この時計です。18Kホワイトゴールド製のコスモグラフ デイトナ「Ref.6265」。
こちらは「ユニコーン」と呼ばれています。約6億4700万円超えで落札されました。
出品者は時計研究家のジョン・ゴールドバーガー氏。
2018年5月12日、フィリップスがジュネーブで開催したオークションにて出品され、5,937,500スイスフラン、日本円にして約6億4700万円という驚愕の落札価格を記録しました。
このユニコーンが発見されるまでは、手巻きのデイトナは、スチール製と18金、あるいは14金のイエローゴールド製しか存在しないとされていました。
でも……あったんですね、18Kホワイトゴールドのデイトナが。
ドイツのディーラーが顧客のリクエストによりロレックスに特注したもので、1970年に製造され1971年に実際に販売された時計です。(※世界に1本だけの特注品!)
ゴールドバーガー氏は"100 Superlative Rolex Watches"や"Patek Philippe Steel Watches"の著者としても有名で、この貴重なデイトナは、子どものための慈善団体へのチャリティーオークションとして提供されました。
そして落札価格の全額が"Children Action"に寄付されました!(ちなみにジョン・ゴールドバーガーという名前は本名ではないそうですよ)
ゴールドバーガー氏が手に入れた当初、このデイトナは本体のみだったそうで、ゴールドバーグ氏が所有していた「Ref.1507」のバーク仕上げのブレスを着けて保管していました(バーク:樹皮のこと)。
ユニコーンは、このブレスレットとセットでオークションに出品されたんですね。