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ミラノを相棒のフラットボックスで散歩していた時に、現地で見かけた気になるレッド・ウィングがあった。すでにそれが運命の出会いだったのかもしれない。俺は履き込んだフラットボックスでレッド・ウィング・シューストア東京青山とへと向かった。ポチっと最後まで気絶再生シクヨロお願いします。
レッド・ウィングの福田さんとミラノから赤羽まで歩いたフラットボックスのラギッドなエイジング話で盛り上がる。とその時、気がつくとミラノで見かけたアイアンレンジャーを手に取っていた。
アイアンレンジャーはスティールトゥが開発される前の20世紀初頭の、鉱夫のワークブーツのディテールを日本企画で再現し、世界展開となったブーツなのだ。レッド・ウィング社のあるアメリカ・ミネソタ州北部の鉱山地域がアイアンレンジと呼ばれていることから、アイアンレンジャーというモデル名になったとのこと。足先を保護するために1枚レザーを付け加えたキャップドトゥのステッチと斜めの履き口にグッときた。ベージュのラフアウトレザーからオイルドブラックレザーまでバリエーションがある。さて新しい相棒はどれにするか?
オイルがたっぷり染み込んだプルアップレザーのアンバーハーネスが俺の手から離れない。何とも言えない絶妙なブラウンだ。
こいつを履きこむとどんなエイジングになるのか? 福田さんにアンバーハーネスのエイジングサンプルを見させていただくことに。
完全にアイアン気絶! こんなに育つのか? ワークオーラがパねえ。シワや傷さえも愛おしいぞ。新しい相棒はアイアンレンジャーのアンバーハーネスに決めた。
ベックマンと同じ8番ラストなので、いつものサイズUS8を履いてみる。何度味わってもこの新品を試し履きする瞬間はたまらない。
履き口の上までくるかかとからのステッチもいい感じだ。ソールはビブラム社のミニラグソールに進化している。オイルドレザーなので最初の1ヵ月は、ブラッシングだけでオイルやクリームは塗らずそのまま履くのがおすすめとのこと。
鏡の中のアニキが俺にこう言った。お前は今日からアイアンレンジャーになるのだ。
今までに経験したことのないレッド・ウィングの履き心地だ。新品なのにレザーにオイルがたっぷり染み込んでいるので、すでに履き込んだかのような柔らかさがある。ビブラムソールの返りも軽く少し歩いただけでその違いがわかる。今日からアイアンレンジャーとの日々が始まった。
あれから1ヵ月間、履き込んだ俺のアイアンレンジャーがこれだ。まだエイジングサンプルほど育っていないが今までのレッド・ウィングにはないグルーヴが出ている。さてと、俺が真のアイアンレンジャーになるためには、やはり鉄羽を履いてあの街で散歩するしかない。
そう赤羽だ。一番街のまるます家でアニ立ちした後は、蒲焼とジャン酎をテイクアウトする。いつか世の中が落ち着いたら鉄羽と一緒にここで乾杯したいものだ。さらに俺には鉄を求め訪れなければならない場所がある。
シルクロードの丸健水産を過ぎ、辿り着いたのは赤羽ジンギスカンだ。ジンギスカンと言えば鉄鍋でなければいけない。
ブラックモールスキンのジャケットにアイアンレンジャーでキンキンに冷えたルービーを流し込む。
鉄羽で鉄鍋のジンギスカンを喰らい、アイアン気絶! 強烈にウマすぎる!
とその時、俺の中で鉄グルーヴがスパークした。やはりアイアンレンジャーを履いて、鉱山や炭鉱で散歩するしかない。そうと決めたら今すぐ動くべし。俺が愛してやまない長崎の軍艦島しかないだろう。長崎はどっちだ? 俺はこれからも俺が俺であるためにアイアンレンジャーとして歩きつづける。
俺のエイジングを振り返ってみよう。左が新品で右が1ヵ月間履き込んだもの。オイルドレザー独特の傷も愛おしい。キャップドトゥならではの履きしわも雰囲気がある。
【今回の散歩店】
レッド・ウィング・シューストア東京青山
東京都港区南青山5-4-29
TEL 03-6450-5349
営業時間 平日12:00〜20:00、土日祝11:00〜19:00
定休日 水曜(祝日の場合は営業)
Video : Naoto Otsubo
Photo : Shimpei Suzuki
Video Edit : Kabuto Ueda
Text : Eiji Katano
【提供元】
レッド・ウィング・ジャパン株式会社
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