LESSON258 ネイビーワントーンで作る秋の旅コーデ
昼間は暖かくて、夜は涼しくなる。気温差が激しい秋の季節は、旅コーデにも工夫が必要ですよね。そこで今回は、脱ぎ着しやすく荷物を増やさないお洒落な旅コーデ作りをヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
寒暖の調整がしやすい旅のレイヤードスタイルといえば、干場編集長が実践する“タマネギルック”と呼んでいるコーディネイトです。これは、旅行先の気候に合わせて脱ぎ着しやすい服を重ね着するという方法。そのアイテム選びのキモとなるのは、かさばらないかどうかにあります。ヨハネス・ヒューブルがアウターとして選んだのは4つポケのモーターサイクルジャケットです。薄手でも防寒力に優れ、軽量かつコンパクトに収納できるので荷物にならず旅先に便利。ジャケットが隠れる絶妙な丈感が、乗り物移動の際に邪魔になりません。
その下には、カーディガン感覚で気軽に羽織れる薄手のニットジャケットをイン。昼間アウターを脱いでもキチンと感を演出できるのがポイントです。最後は抜け感を出すクルーネックの白Tで、ヨハネス流タマネギルックの完成。そして、色合いをネイビーで統一することで、一枚一枚脱いでも印象がブレないようにしています。脱ぐ事を想定するから、差し色を使わないのがワードローブを少なくする知恵。このスタイリングは理想的な秋のタマネギルックとして、FORZAでもガンガン広めて行くので覚えておいてくださいね。
Photo:Satoshi Nakamoto
Text:Satoshi Nakamoto
ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ
シンプルなシャツブルゾンに見えるものの、フロントに4つ付いたパッチ&フラップのポケット、Gジャン仕様のボタン、ナッパ&スウェードレザーのコンビネーションによってさりげなく主張するデザインが秀逸です。
スキッパーカラーを採用したポロルック。アーム長めのお得意のイメージとソリッドカラーのミニマルなアプローチは健在。スタンダードフィットによるジャストシルエットの美しさで大人のポロスタイルを完成させる1着です。
心地よくフィットするソフトな 肌触りは、2本の極細糸を編み合わせる高度なインターロックの技術を使って製造され、この技術によりシームのねじれが生じにくく、カットソーの形状が維持されているのが特徴です。
上質なウール素材ならではの艶やかな表情とコンフォートな履き心地を堪能できるハイブリッドな生地感となっており、”ロロピアーナ”らしい高級感溢れる仕上がりとなっています。
シンプルながらもワンランク上の雰囲気放つウールパンツは、ON/OFF問わず装いを格上げしてくれる一本としてお勧めです。
シックにまたはレトロにタートルネックニットやニットポロがインナーの際はもちろんのこと、ソリッドタイを締めてストイックなVゾーンの際にもピッタリ。とにかくスマートな雰囲気を演出できます。セミスクエアとラウンドの間くらいの低く抑えられたトウから甲まで続く美しいラインは、サイドゴアの特徴であるシューレースが無いことで一層引き立ちます。