書くためだけのものじゃない! 万年筆はスーツにおける第2の顔
最近、万年筆がブームなんですって。日進月歩で進化する日本のステーショナリーグッズですが、昨今はスマホやタブレット端末によって、いわゆる“書き物”文化が衰退気味。しかし、それによって書くことが趣味化し、その結果アナログステーショナリーの代名詞である万年筆に、再び注目が集まっているということで。
万年筆は、ビジネスにおいては別な側面を持ちます。それはステイタスの誇示。デキるビジネスマンにとっては、万年筆はいわばスーツにおけるVゾーンと同様に、自らの立場や人間性を示す重要なアピールツールなのです。だから、どんなブランドの1本を選ぶか、価格帯はいくらにするか、どんなデザインを選ぶか、ということは非常に重要です。
リアルなビジネス事情においては、やはり高すぎる万年筆は嫌みに見えることも。とは言っても、チープなものだと逆効果です。国内だけでなく海外においても通用する信頼性やステイタス性があり、かつ長く使うことを考えると10万円前後が妥当ではないでしょうか。スーツとの相性を考えると、定番色のネイビーにもグレーにもマッチするシルバーベースがオススメです。
Montblanc モンブラン
誰もが知る名シリーズこそ、色を変えて新鮮に
万年筆における大定番といえば、この1924年に発売されたマイスターシュテュック。同コレクションではブラック×ゴールドがお馴染みですが、新作となるマイスターシュテュック ル・プティ・プランス ソリテール ドゥエ クラシックでは、ディープブルー×プラチナコートを採用。本来の重厚感と高級感を維持しながら、ビジネスマンに相応しい爽やかな印象を楽しませてくれます。よく見れば、『星の王子さま』のモチーフがさりげなく彫金されています。
S.T. Dupont エス・テー・デュポン
キラリと輝くギヨシェ彫りが、胸元を華やかに
ネイビーやグレースーツにはもちろん、ブラックスーツにも似合う精悍な印象のパラディウム仕上げ。エス・テー・デュポンにおける定番「ラインD」の万年筆 ミディアムは、さらに熟練の職人によるギヨシェ彫りがもたらす輝きが、スーツの胸元に華やかさを与えてくれます。同ギヨシェ彫りを施したカフリンクスやライターもあるので、それらとトータルコーデするのも面白いですね。
dunhill ダンヒル
英国スタイルのスーツには、英国の遊び心溢れる1本を
印台のような威厳あるデザインが特徴のセンチュリーマン。ユニークなフォルムは英国の円柱型の郵便ポストから着想を得ています。漆黒を引き立てるパラディウムに、キャップトップに配された紋章のようなロゴ。10万円を切るプライスながら、風格は堂々たるものがあります。英国スタイルのスーツ人気がますます加速している中、万年筆もやはり由緒ある英国ブランドで揃えたいものですね。
Cartier カルティエ
胸ポケットから、顔を出したパンテールがかわいい!
今回の主題とは少しずれますが、もしアナタが会社の代表であったりキャラクターが強い人だったら、こんな万年筆もありです。エクセプショナル パンテール万年筆は、カルティエのシンボルであるパンテールを、パラディウムフィニッシュしたスターリングシルバー製のキャップトップにデザイン。ブラックラッカーにより斑紋を、そして目にはガーネットをセットしています。スーツの胸ポケットからこんなモチーフがひょっこり顔を見せるなんて、なかなかに洒落てます。
【問い合わせ】
カルティエ カスタマー サービスセンター 0120-301-757
http://www.cartier.jp/
ダンヒル 03-4335-1755
https://www.dunhill.com/jp
デリーゴ ジャパン 03-6661-9266
モンブラン コンタクトセンター 0120-39-4810
http://www.montblanc.com
エス・テー・デュポン 銀座ブティック 03-3575-0460
https://www.st-dupont.com