オトコとして生まれたからには、一度は手にしてみたいモノやコト。本企画は、そんな夢と憧れが詰まった、超絶ラグジュアリー情報をお届けいたします。実際に手に入れるか入れないかは、アナタ次第です!
繊維のトレジャーハンター、ドーメルの至宝コレクション
第22回目は、ドーメルのエクストリーム ビキューナです。
240万円(税抜)/ドーメル
ウール=獣毛には、様々な種類があります。メリノウール、カシミア、アルパカなどなど。その中で、最も繊維が細く、最も希少で、最も高価とされているのがビキューナです。
ビキューナとは、アンデス山脈の高地に生息する野生のラクダ科の動物で、ワシントン条約により種の輸出禁止措置が取られているほど生息数が少ないことで知られています。つまり、存在そのものが希少ってことです。しかもその獣毛は、前述のようにあらゆる獣毛の中で最も細いとされ、また柔らかさや弾力性に富み、おまけに美しい光沢を備えた栗色であることから、繊維の宝石とも呼ばれています。
そんな同素材を採用するドーメルのエスクトリーム ビキューナコレクション。高級服地メーカーは数あれど、ビキューナを扱うことができるのは限られます。言わずもがな名門中の名門ゆえのコレクションといえるでしょう。グアナシーナやロイヤルキヴィックなど、名だたる希少服地をラインナップするドーメルですが、なかでもビキューナは別格級。エクストリームという名は、まさしく言い得て妙です。
標高4800メートル以上の高地のみに生息する希少なビキューナ。その繊細な肌触りは、裸の上からジャケットを裏返しにして羽織りたくなるほどです(笑)。ドーメル曰く「神の繊維」とは、決して大げさじゃありません。
展開するカラーバリエーションは10色。繊維が極細なため、元々の風合いを損なわずに染色するのが困難なビキューナだけに、このバリエ数は見事です。各発色は、アンデス山脈の光景をイメージしているとか。
今回ご紹介するジャケットは、末代まで受け継ぐべきと言って差し支えない存在。それはいわば、トレンドとは別次元の存在。代が変わっても着続けられる永代モノと考えれば、意外とお買い得なのかも?
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Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
ドーメル青山店
03-3470-0251
https://www.dormeuil.com/jp/
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