TRAVEL ― COLUMN

干場編集長の4泊6日アジアクルーズ紀行 後編

2018.6.25 2018.6.25
2018.6.25

美食の客船、「オーシャニアクルーズ」の魅力とは?

40代におすすめする旅のカタチとして提案しているのが、編集長の干場も大好きなクルーズ(船旅)です。ということで今回は、2018年の1月に行ったタイのバンコクからベトナムのホーチミンまでの4泊6日アジアクルーズの魅力を前編、後編と2回に分けてお届けします。美食の客船として知られる「オーシャニアクルーズ」の魅力とは? 続いて後編です!

起き抜けは、たいてい船内にあるジムで軽いトレーニングします。東京にいるときは、こんなことしないんですけどね。でも、客船にはジムがあるので、朝から身体を動かすことがきるんです。しかも、ジムの隣には、スチームサウナも完備だから、運動をして汗を出し、さらにサウナで汗を出し……。そうすると、朝食がさらに美味しく食べられるのです。クルーズ3日目は、カンボジアからベトナムのホーチミンへ向けて、終日クルーズ。洋上で船のアクティビティを楽しみます。

船旅で外せないのが最高の癒しを与えてくれるスパ。「オーシャニアクルーズ」のノーティカ号では、世界的に名高いキャニオンランチのスパがあるので、別料金で使用してみることに……。オープンなプールサイドとは異なり、少人数なのでゆったり。いや〜まさに至福の時間。特に、ミストサウナは低温で息苦しさもないうえに、髪にも肌にも優しくていいんです。

船の上では、お気に入りのパネライの腕時計「ルミノール サブマーシブル」をしていました。防水加工でガッシリとした作りなので、アクティブな旅にぴったりなんです。

スパでサッパリした後は、キャプテンのジュゼッペさんにノーティカ号の魅力をお伺いしました。

「やはり一番の魅力は食です。寄港地で、その土地ならではの新鮮で旬な食材を入手し、ノーティカ号のスタイルにアレンジ。フランス大統領のおかかえシェフ歴を持つ総料理長が監修し、アメリカはもちろん、ヨーロッパ、ロシア、アジアと多くの国の方が楽しめるようなメニューを考案しています。

船の内装も見どころです。改装したばかりの船内は、クラシックで素敵でしょ。デッキは上質なチーク材、カスタムストーン、それに美しいタイルで彩られているんです。それにラウンジとスイート、ステートルームにはネオクラシック様式の調度品と一流品揃い。これは見ものです。ぜひ後で見学してください!

それと、何といってもこの船の魅力はスタッフの徹底したサービスと笑顔です。長期間寝食をともにするスタッフは、ただ仕事だから一緒にいるのではなく、スタッフ皆が楽しめるように工夫もしているんです。だから、その楽しさがお客様にも伝わっていると思いますね」。

インタビュー後は、最高峰のクラスの客室を見学に。船にはさまざまなクラスの客室がありますが、今回ペントハウススイートをチェック。室内には一流の調度品とシャンペンが用意されています。広々とした大理石のバスルームにアメニティは、すべてブルガリ。ラグジュアリーですねぇ!しかも、この部屋の特典として3袋分までランドリーサービスが無料なのも、ありがたい限り。暑いアジアを旅するのに、何かと便利でした。

午後はプールサイドで日焼けタイム。雲ひとつない天気だから風邪菌の消毒にちょうどいいんです。1時間程度の気絶で日焼け度MAX。後日、ペロッと一皮剥けるほどに黒焦げに(笑)

洋上日のプールサイドは、さすがに座れないほどの混雑。太っているおじさん、おばさん。お姉さん、お兄さんも皆水着になってのんびりと読書をしたり、ジャグジーに浸かったりして過ごしています。隣の素敵なご夫婦と話しが弾み意気投合して、ディナーをご一緒に……ということもよくあります。突然の出会いほど楽しいものはないですね。

プールの後は船尾のホライズンカフェで、航跡を遠くに眺めながらボリューム満点のアフタヌーンティ。これも毎日、4時から無料で楽しめるサービスなのですが、ワゴンで運ばれるスイーツに惹かれつつ、夕飯のことを考えて控えめに済ませました。冷房の効いた部屋でふかふかのソファに深く座り、オットマンに両足を投げ出していたら……完全に寝落ちしてました(笑)

夕食は、ステーキが絶品というポログリルへ。昼間、話をした大柄なアメリカ人クルーが大絶賛していたのがここ。フィレミニオンからニューヨークストリップまで、ステーキハウスの要素を網羅したレストランです。他にもアメリカンロブスターの丸焼きや食欲をそそるシーフードも用意されていてボリューム感たっぷり。日本人には、かなり大きいサイズと感じたので、スモールサイズを注文したのですが……。それでも写真の大きさ。どんだけ〜(笑) さすがアメリカ人がすすめるだけありました。でもさすがに船内のハイクラスレストラン。内装はどの店よりも格式がありクラシックなしつらえ。厳しいドレスコードがないノーティカのクルーズですが、ポログリルに集まるお客様は、かなりドレスアップをされTPOに合わせたスタイルを楽しんでいるのが素敵でした。

ここでファッションの話を少し。

イタリア人は、素敵な人に出会ったときに、最大級の賛辞として「エレガンテ」という言葉を使います。エレガンテとは英語でエレガント。その言葉の中には、実はナチュラーレという意味が含まれています。

ナチュラーレとは、どういうことかというと、英語でナチュラルという意味。つまり自然なこと。自然なこととは、自然に見えることで、もっと言うならば、自然の風景に馴染んだり、溶け込むことなのです。自然の風景に溶け込めない人は、決してエレガントではないんですね。目立つのではなく、TPO(時間、場所、目的)を知り、自然や風景に馴染むこと、そして一緒にいる人が快適と感じてくれることが大切なんです。「海って何色?」と質問をすると、子供は必ず青(紺)と白と答えるでしょ。だから船や海辺でのスタイルは、青(紺)と白のスタイルなのです。ですので、男性なら紺のジャケットや白いシャツ、ブルーのシャツ、白のポロシャツなどをベースに、朝晩の寒さ対策に軽いダウンベストなどを揃えるといい。女性も同様に、紺、ブルー、白をベースにトップスとボトムを用意し、ディナー用にワンピースを1枚加えるといいのです。

4日目 大戦の名残があるベトナムのホーチミンへ

朝カーテンを開けると、それまでの深いブルーの海から、アジア特有の濁った川の景色が広がっていました。ホーチミンの港は、サイゴン川をかなり遡ったところにあります。すでに川を進んでおり船の両サイドに陸地が見えていました。このサイゴン川、ほぼ90度に曲がる場所もあり、大型客船が進路を変えながら進んでいくのは至難の技。ランニングコースから見学するのもこのベトナムクルーズの醍醐味のひとつです。朝起きぬけにそんな体験ができるのもクルーズならでは。普通の旅では体験できない楽しみがクルーズには詰まっているのです。

ベトナムのホーチミンでも半日寄港地観光へ。アールデコ洋式の建築物など、フランス植民地時代の名残と大戦の傷跡が心に沁みたホーチミンでしたが、帰船する際に港の脇で見つけたレストランにふらりと立ち寄りました。この時に食べたパッタイ(五目焼きそば)が激ウマ。あまり得意でないタイ料理でしたが、すっかり克服しました。戦車が残る博物館を見学したり、その街のアートや文化、食に触れることができるのはとても楽しいことですね。

船に戻るころにはすでに夕暮れ。天気がいい日にはデッキから最高の夕焼けが見えるのです。船旅のいいところは、自然を最大限に体で感じる事ができること。毎日のように夕焼けがあるはずなのに、その美しさは桁外れで感動が生まれるほど。物事の当たり前を改めて気づく事での感謝も生まれるのです。

ディナーの前に少し寄り道をして図書室へ。残念ながら日本語の本はありませんが、有名な小説や旅、料理、アートなどの写真集などが揃っています。

最終日のディナーは、初日に訪れたメインダイニングへ。昨日、レストランポロでキープしたボトルのワインをこちらで頂きます。あまりたくさん飲まない方にとって、飲みきれない分を違うレストランでいただけるサービスは嬉しいものです。ちなみにこの「オーシャニアクルーズ」は、アルコール料金は料理代金に含まれていません。ですが、45ドルぐらいからのワインでも、十分に美味しいものがセレクトされていました。

ディナーを楽しんだ後はシアターでショーを鑑賞。アクロバティックなショーや素晴らしい歌声、さらには懐かしい曲も聴けたりするので結構楽しめます。ノーティカ号はフォーマルのドレスコードはありませんが、スマートカジュアル程度の服装はもちろん必要。女性はブラックのワンピースが一枚あると便利ですね。男性はジャケット着用がマストです。

最後の〆は、カジノへ。今回は、映画『007』のジェームズ・ボンドを気取って、マティーニを頼み、ブラックジャックをやりました。もちろん勝ちましたよ。といっても、100ドルが、130ドルになっただけのかわいいもんですが……(笑)

船旅って、本当に、楽しいことがたくさんあるので、経験したことない方はぜひとも楽しんで欲しいんですよね。クルーズを経験したことないと、ちょっと敷居が高く感じられるかも知れませんが、ぜひとも勇気を持ってチャレンジしてみてください。歳を重ねれば重ねるほど、量より質を求めるようになります。それは、洋服も食べる物も、旅も同じです。

人生は誰にでも1回しかなく、限られている時間だからこそ、その大切な時間を、自分らしく、後悔のないように過ごすべきだと思うんです。船旅を通していろいろなことを体験することで自分の中に引き出しが増え、財産ができます。ブランド物のバッグを購入することも素敵ですが、物欲に飽きてしまった世代には、自分自身が成長できる船旅はきっと人生を豊かなものにしれくれるはずです。

皆さん、そろそろクルーズデビューしてみませんか?

Text&Photo:FORZA STYLE

ノーティカ号
製造年:2000年
改装年:2014年
長さ:180.9m
横梁:25.4m
スタビライザー有
乗客収容人数:684名(2名部屋)
スタッフ人数:400人
乗客対スタッフの人数の割合:1.71対1
職員の国籍:ヨーロッパ
スタッフの国籍:世界各国

【今後のクルーズ】
「ロンドン〜ストックホルム」(北欧での滞在)
2018年8月19日〜14日間の旅
4,559ドル/2人で1部屋使用の1人あたりの料金 〜

「ストックホルム〜ロンドン」(貴族の遺産)
2018年9月2日〜12日間の旅
3,819ドル/2人で1部屋使用の1人あたりの料金 〜

【問い合わせ】
オーシャニアクルーズ
https://jp.oceaniacruises.com

Author profile

干場 義雅
干場 義雅
Hoshiba Yoshimasa

FORZA STYLE 編集長 兼 ファッションディレクター

尊敬する人は、ロロ・ピアーナの元会長セルジオ・ロロ・ピアーナさん、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさん、トッズの会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレさん、格闘家のブルース・リーさん、初代タイガーマスクの佐山サトルさん。
スポーティでエレガントなイタリアンスタイルを愛し、趣味はクルーズ(船旅)と日焼けとカラオケ。お酒をある一定以上飲み過ぎると、なぜだか一人感無量状態になって男泣きする小誌編集長。1973年、東京生まれ。

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