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干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"

セルジオさん直伝。ロロ・ピアーナのスエードモカシンを2足買った理由

2017.9.20
2017.9.20

お洒落の要は、やっぱり足元なんです

以前、ロロ・ピアーナのクラシックなアンクルブーツを紹介しましたが、これも同じくらい気に入って愛用し続けているスエードモカシンです。初めて購入したのは『LEON』編集部から『OCEANS』編集部に移籍したばかりのころ。ロロ・ピアーナがスポンサードする、地中海を舞台にした超大型ヨットレースにご招待いただいたときでした。そのとき、当時CEOで、イタリアを代表する洒落者だった故セルジオ・ロロ・ピアーナさんにインタヴューする機会があり、なにかひとつでもロロ・ピアーナ製品を身に着けて現場に臨みたいと思ったのですが、服は高価過ぎて手が出ない。で、苦肉の策として買ったのが、この「サマー・ウォーク」という防水加工を施したモカシンでした。

アッパーはライニングのない一枚革。それに、滑り止め機能のあるラテックスソールを搭載しているのが特徴です。多くの部分が手縫いでつくられ、非常に履き心地がよく、軽くて、柔らか。上質なスエードが足を優しく包み込むような感じで、本当に履いているのを忘れそうになります。

ヒールに名前を書き込めるのは、伝統的なデッキシューズ由来のディテール。というのも、ヨットレースではクルーが船上で靴を脱ぐことが多いため、これには履き間違えを防ぐ役割があるんですよ。長年、セーリングの世界を通して海へ愛と情熱を注ぎ、スポーツとレジャーにおいて最適なパフォーマンスと優雅なスタイルの両立を追求してきたロロ・ピアーナらしい配慮ですよね。

で、セルジオさんに話を戻すと、インタヴューにこの靴を履いて行ったところ、気付いてもらえたのはうれしかったですね。ロロ・ピアーナのコレクションには、そもそも目立つようなロゴやアイコンは皆無。でも、あの独特の世界観は、見る人が見ればわかるようで、黙っていても分かり合えるなにかがあるんですよ。暗黙の了解というか、その世界観が好きだと、それだけで共通言語になってしまう、みたいな感じでしょうか。

当日の僕の格好はというと、サックスブルーのリネンシャツにホワイトの細身のコットンパンツ、それにサマーウールのネイビージャケットをはおり、足元は「サマー・ウォーク」。“靴はお洒落の要”といわれる通り、ここさえ押さえておけば、それらしい世界観が出せるんですよね。ちなみに、そのときセルジオさんも同じ靴を履いていて、おかげで話がチョー盛り上がりました。ショーツやグレーパンツにも合うし、かなり重宝しています。写真のこれは2代目。履き潰しても、また買えるのもうれしいですね。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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