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窪塚洋介 スペシャルインタビュー 後編「ネクストステージを見据え、日々、未来を構築しつづける」

2017.4.29
2017.4.29

毎日、神棚に手を合わせることから始まるんだ

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makiko: 飛び込む前と後ではやっぱり変りましたか?

窪塚: 変わったと思う。今は、よりハッキリ分かるというか。

makiko: 世界の捉え方が変わったとかでしょうか?

窪塚: それはあんまり変わらないかな。自分自身が変わったというか、その衝撃で、頭で分かっていたことが肚に落ちたというか。だからもうそういう風に生きるしかなくなったというか。頭ではこういう世界があるとか、そういう世界に行きたいなとか思ってたけど、もうそういう次元じゃなくて、「いよいよ肚に落とさないと道がなくなっていた」という感じだと思うんですよね。自伝書くなら構成的にあれが「最初のページ」だし(笑)。

makiko: では人生の選択に迷いはないのでしょうか?

窪塚: まぁ、でも「どっちがいいかな」「どっちがワクワクするかな」って考えるのも楽しいですよね。でも大抵のことは問答無用というか、一目瞭然に直感が作用するようになってきてる。仕事のオファーを受けるか否かに関しても、頭を使っているというよりは、直感だから。やるやらないをはっきりしとく。
今回のハリウッドは7 年前からオーディションを受けて獲得したんだけど、経験して思ったのは、ここで勝負したいな、ここで活かしてもらいたいなって。もう一度夢を見させてもらっています。

makiko: そういえばハリウッドの2作目も決まりましたよね。 エリザベス・バンクスさんと共演されるとか。

窪塚: はい。スローン・ウーレンの監督作品第2弾『Rita Hayworth with a Hand Grenade(仮訳邦題:リタ・ヘイワースと手榴弾)』という作品です。

makiko: どういうお話なのでしょうか。

窪塚: 作品自体はフィクションなんですけど、映画自体は第二次世界大戦のときに、残留日本兵となった陸軍軍人である小野田寛郎と横井庄一をモデルにしたノンフィクションみたいなテイスト。エリザベス・バンクス演じるアメリカのジャーナリストが第二次世界大戦の取材でフライトしていたんだけど、飛行機の事故で残留兵がいる孤島に不時着するんですね。いくら待っても迎えが来ず、彼女はその島で暮らし始めるんですけど、一緒に旅していた彼氏もすぐに死んでしまい、最終的に彼女一人になってしまう。でも無人だと思っていたその孤島に、人影や居住跡を発見して、「他にだれか住んでいるんじゃないか」って気がついて。それが、日本残留兵の俺で、そこから彼女と俺との奇妙な島生活が始まるっていう話です。

makiko: 話を聞くだけで面白そう。実際にいた人をシチュエーションを変えてフィクションにしちゃう訳ですもんね。ハリウッドでもまた注目を集めそうですね。さすが世界に羽ばたく男、窪塚洋介氏!
ところで、窪塚さんはいつもどんな日常を送っているのでしょうか。

窪塚: 朝はわりと早く起きて、日課としてまず最初にすることは白湯を飲む。そのあとに自分で作った“神棚”の水を替え、お線香をあげて祈る。祈るというよりは「今日もありがとう」という気持ちを神様に届けるという感じかな。息子が参加できる時は一緒にするようにしてます。
あと、最近は英語の勉強を始めました。「沈黙‐サイレンス‐」のLAプレミアでレッドカーペットを歩かせてもらって、英語を話したい気持ちが強くなって高校受験ぶりに勉強してますね。自分の中に入ってる英語の知識を確認しながらコツコツと。周囲からは「半年くらいアメリカ行っちゃえば喋れる」って言われるんだけど、現状今は卍LINEもあるしそれが許される状況じゃないから、今自分ができる最善を尽くして、6枚目のアルバムの制作の合間に勉強してるという感じ。

makiko: 音楽活動もこなしながらだから忙しそうですね。

窪塚: 6thアルバムは27曲あるんですけど、9曲ずつ3枚のアルバムに分けて、今年の5月に発売しようと思ってます。3枚組じゃなくて毎週連続で発売する。DVD版も入れると4枚。一ヶ月通して一枚ずつ発売するという誰もやったことのないことをやってみようかなと思っていて。

makiko: 5月は洋介さんのバースデーもあるしメモリアルですね。

窪塚: わりとコンビが多くて、コンビアルバムになってるんですけど、今やっているのはミュージックビデオの制作とか、そのことばっかり。
あとは今年新しく個人事務所を設立して、よりフルパワーでnext stageに行けるようにそれの準備とかもやってる。

makiko: ワクワクすることばかりで未来が楽しみですね。

窪塚: 準備の段階でnext stageをすでに楽しんでるけど、これが整ったらもっともっと力を出していけるし楽しみ。夜は映画を観たりもしますけどね。

makiko: 最近いいなと思った映画は?

窪塚: いろいろあったけど、最近のだと「スノーデン」。CIAを裏切って世界に情報を暴露した実話の映画。あれめちゃくちゃ熱いですよ。「沈黙‐サイレンス‐」と「スノーデン」は世界を変える映画だと思う。アメリカ自体が俺らの携帯を全部盗聴している事実とか、そういうことは知ってはいたけど、改めて映画としてよく出来ていて、オリバー・ストーン監督はさすがだなと思ったし。熱くなれるところと、泣けるところもあって。

makiko: あの主人公、スノーデンも今もどこかに亡命してるんですよね。

窪塚: ロシアにいてプーチンが「永遠に受け渡しをしない」って言ってたんだけど、アメリカが「彼は国家的なスパイだから裁く必要があるから返せ」って要求しつづけて今は受け渡しに関しての話があるみたい。

makiko: プーチンって日本ではあまり好ましく思われていないようですけど、TVに流れていない彼のスピーチを海外のニュースで観ていると、正論だなって思います。今世間はトランプでもちきりで、果たしてこれから世界はどうなるんでしょうね。

窪塚: 俺の考えでは、今回の選挙はただアメリカを分断したかっただけだと思う。でももっと後ろにいる奴らは国なんて関係ないから。アメリカがどうとかそんな次元で物事見てないから。トランプでもヒラリーでもどっちでも良かった奴らがいるんですよね。だから、決まった方でいいよみたいな。それこそ今回の「沈黙‐サイレンス‐」にも関わってくるような話ですけどね。

makiko: 宗教はそもそも国関係ないですもんね。

窪塚: 今は国より世界企業の方が強くて、その上に宗教があったりとかして。俺らをある意味マインドコントロールするために、ああいう茶番劇みたいなものを見せて。うまいことアメリカを世界から分断したんじゃないのかなと。選挙のときもトランプを応援するやつしないやつ両方いたと思うけど、メディアはヒラリーが持ってたから、トランプの悪口ばかりを流したことによって、トランプのことを悪く言うやつが増えたけど、実際支持してるやつもいっぱいいて。だから選挙も勝ったわけで。
でも、俺はそんなこと想定内だと思うんですよね。奴らのスケールはそんなので左右されるようなもんじゃないから。俺らが騒げば騒ぐほど奴らの思う壺。だから俺、言わなくなったんです。もう関係ないからさ。
ブルーハーツの歌詞に「どうにもならないことなんて、どうにでもなっていいこと」ってあるんだけど、俺の解釈では、神の一手みたいな天変地異とかも含め、自分の生きるべき世界を生きる、生きたい世界を生きるということが一番世界を変える力になるのかな、と。俺は、トランプだのヒラリーだのそんな小さいことで、ピーピー言ってる世界に生きてないから、「もうその世界を生きちゃおう」と思って言わなくなった。そうやって空騒ぎするくらいだったら、自分の世界をシェアして、その世界に呼んで、みんなに“自分自身を信じよう”というメッセージがどんどん広がった方が、100万倍パワー出てると思うから。自分の、そして君の神様を信じる、それに尽きますね。

窪塚洋介:1979年5月7日生まれ。横須賀市出身

interview, text: makiko
photo: Taro Washio

編集makiko プロフィール
山本真紀子(やまもとまきこ)早稲田大学卒。某メガバンク総合職退職後、株式会社JunoJapan設立。アパレルブランドPR等ファッション関連ビジネスを経て、ライフスタイルマガジン「ADVENTURE KING」編集長(2012〜現在)。趣味ランニング、ヨガ、飲酒。旅とワインをこよなく愛する冒険野郎。

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