グッチが一貫して提案する
重ね着けに最適なリング
青春時代にシルバーアクセにどっぷりと浸かったイケフォー世代は、かつては両手いっぱいのリングにウォレットチェーン、さらに主張の強いブレスも定番だったという諸兄も多いはず。そんな遍歴を経ているからこそ、大人のアクセの楽しみ方をしっかりわきまえているものです。主張しすぎず地味すぎない、そんなアクセとの付き合い方が理想です。
とはいいつつも、昨今再注目を浴びているインディアン系ジュエリーは、いざ着けるとなると勇気が必要ですし、アクセの存在感のみが悪目立ちしてしまっては、40男としては納得ができません。結果、今はクラシックな腕時計をTPOに合わせてセレクトするというのが定番でしょう。
そんななかグッチがこの秋冬で提案するジュエリーは、画期的なアイデアに満ちています。エイジング加工を施したメタルを多用しつつ、ライオンやタイガー、アラベスクの紋様といったラグジュアリーなモチーフを巧みに取り入れています。それでいてヴォリュームがあるのも特徴。
言わばヴィンテージ風味でありながら、クラス感も損なっていないという相変わらず秀逸なさじ加減を披露しています。しかもこちら、重ね着けをイメージした意匠なんです。40男としては、ブランクのあるリングの重ね付けではありますが、これならすんなりと取り入れられて嫌味がありません。
実はこのリングの重ね着けは、今年クリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーロが実践しているテクニック。グッチのコレクションでも一貫してスタイリングのポイントとして取り入れられています。
まさに彼もイケフォー世代ですが、このアクセの楽しみ方は多様なファッションをエンジョイしてきた同世代には、自然に共感できるはずですよね? かつてのアクセ熱とは言わないまでも、今一度、男ならではのきらびやかな主張を楽しんでみるにはよい機会です。嫌味に見えないこちらなら、好感度もばっちりアップしますよ!
Text Shigeo Hasegawa
(以下物)
ライオンモチーフのこちらは、ヴィンテージ感漂うイエローゴールドのメタル仕様。
3万8000円(税抜)
スモール イエロー ファセットのガラスストーンを配したメタルリング。
4万1000円(税抜)
タイガーモチーフは、目にスワロフスキー クリスタルをさり気なく使用しています。
4万1000円(税抜)
汎用性の高いオープンワークリングは、植物をモチーフにしたアラベスク紋様がデザインされています。
3万8000円(税抜)
【問い合わせ】
グッチ ジャパン カスタマーサービス
03−5469−6611
www.gucci.com
9/1から、フリーダイヤル 0120-88-192に変わります。
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