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イケオジは知っている、ウールとキュプラの違い。秋のスーツ選び「店員の話がスッと入ってくる基礎知識を教えます」

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未だに高品質の基準がわからない。

目が肥えたオジサンというのは一握り。

「綿100%です!」

「上質なカシミアをふんだんに使用しました」

「◯◯機能を搭載!」

飛び交うラグジュアリー商品の売り言葉のアレコレの意味がわからないまま、「まあ、つまりは高品質なんだろうな」とフワッと納得した気になって値段頼りに買った経験、ありませんか?

「ぶっちゃけ“高品質”の基準がわからない……」「いまさら恥ずかしくて聞けない……」という方、今からでも遅くはないです。実の伴った良質な服は、男を何ランクでも格上げしてくれます。

特に、ビジネスの場で良いものをまとっていれば、それだけで一目置かれる存在に。

ということで今回は、今日から実践できる、スーツの購入時に気をつけたい品質の見極めポイントを3つにわけてご紹介します!

基本は品質表示の確認

スーツ、ジャケット、コートなど、手触りや見た目だけで判断する力が無くても大丈夫。

品質表示に書いてある情報だけで、品質の良さの尺度となる情報がてんこもりです。

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品質表示は、試着でサイズを測ると同時に確認できます。上着の内ポケットや、パンツの後ろポケットについているあのタグです。

特に重要視したいのは、生地の素材と洗濯表示。特に、洗濯表示の情報を読み取ることができれば、おおよその機能の高さは伺えます。

素材選びは裏地が肝要

品質表示に書かれた生地の素材。ここが品質の見極めの関ケ原です。スーツにおける素材の基本を押さえましょう。

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まずは、表地に使われる獣毛の種類から。

・ウール

表地に使用される羊毛のことで、スーツの多くはウール100%です。

・毛

カシミア、アルパカ、キャメルなど、ウールも含めた獣毛全般を指します。複数種類の獣毛がブレンドされている場合、毛100%と表示されることがあります。

続いて裏地に使われる素材を確認しましょう。

裏地は着心地に直結するため、表地以上に素材を重要視するべきポイントです。そして、素材で品質の見分けがわかりやすいのもこの裏地。

身ごろの裏地(胴裏)と袖の裏地(袖裏)にわかれて表示される場合もあります。

・キュプラ

裏地に使用される、コットンが原料の素材、つまり天然由来の化学繊維です。繊維内に水分を多く含みながら吸湿性があり、夏は涼しく、冬は暖かくなります。

このキュプラの使用率が高ければ高いほど、良質であるといえます。

・ポリエステル

表地裏地ともに使われる、石油原料の化学繊維です。安価なものに交じっていることが多いです。

このように、素材の良さを見極めたければ品質表示、特に裏地に注目してみてください。

生産国の表示ポイント

生産国として表示されるのは、最後の工程を手掛けた国。たとえ生地がイタリア製だろうがフランス製だろうが、最後の工程が日本で行われていれば「MADE IN JAPAN」の表示になります。

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ただし、上記の素材などに気をつけていれば、この国が高品質、ということはありません。どんな国にもラグジュアリーなものから廉価品まであります。こだわりというなら別ですが、客観的な品質の良し悪しに、生産国はあまり関係ないでしょう。

 

いかがでしたか?

この記事を読んで、ぜひ違いの分かる大人を目指してくださいね!

TEXT:FORZA STYLE
PHOTO:GettyImages



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