査定担当者との心理戦も重要!
買取は心理戦の要素もある!
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©GettyImages
しかし、単純に息子のトークに釣られて43万の価格を提示した可能性も考えられます。もし担当者が百戦錬磨の鑑定士であれば、息子のトークに乗らないで、「そのお店にお譲りします」と言う揺さぶりをかける事も可能です。
実際息子は相見積もりを貰っていた訳ではありません。査定担当者が手を引けば、窮地に追い込まれるのは実は息子だったのです。売却して現金化を焦っていた心を読み取られないようにしていた息子の方が今回は一枚上手だったのでしょう。
果たして正解は回転率の良いモデルだから高く買い取ったのか、息子の揺さぶりに動揺してモデルの相場を見誤ったのか?真実は不明です。またトケマッチ事件の前だった事も息子に有利に働きました。
重要な事は査定担当者がその時計を必要としているかを見極められるかが高価買取成功の秘訣である事は間違いありません。皆さんも時計売却の時は査定担当者の心理状態を見極めて交渉してください。
Text:Goro Ando
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