ブランドのDNAを感じるレザーアイテムは必見です
第625回目は、ダンヒルのバッグです。
1893年に創業した「ダンヒル」が、今年創業130周年を迎えアニバーサリーコレクションをローンチ。それが「1893 ハーネス コレクション」です。馬具製造を出自にもつ同ブランドが、そのルーツを様々なバッグに落とし込んだコレクションで、これがオンオフ問わずに大人の装いをアップデートすると注目を集めています。
装飾や主張の強いロゴ、グラフィックなどは一切なく、佇まいは実にミニマル。レザーの切り替えやメタルパーツで織りなすコレクションは、身につければ洗練された大人のラグジュアリーを引き出すこと請け合い。こちらのバックパックは、シボ感のあるフルグレインカーフをベースに、フラップ部分を滑らかなスムースカーフで切り替え。このワンアクセントが奥行きを構築し、洒落感を醸し出すんです。
さらに使い勝手のいいブラックとあって、ビズコーデとも好相性。ショルダーまでレザーを採用するこだわりぶりで、ダンヒルの伝統と矜持が感じられるまたとないコレクションと言えます。バックパックの他に、ショルダーバッグやブリーフなど幅広いラインナップを揃えているので、今年頑張った自分へのご褒美にいかがでしょう。
たっぷりの収納も魅力の一つ。メインコンパートメントには、スリットポケットに加え背面側にパッド入りのPCスリーブを装備。見た目同様にシンプルながらも、仕分けが可能なため実用面も文句なし。
フラップ式のメッセンジャーバッグは、馬具から着想を得たメタルバックルが目を引くアクセントに。しなやかなカーフレザーの質感が高級感を醸し出し、ビズコーデにモダンな印象をプラス。室内はPCスリーブの他に多数のスリットを備え、仕分けや整理も楽ちんです。
上のショルダーバッグよりもひと回り小さく、休日のお出かけにちょうどいいサイズ感。フラップ部分に型押しでブランドロゴを配し、実にエレガント。ショルダーストラップはデタッチャブルで、ハンドバッグとの2WAY仕様です。
ここ数年で一気に定番化したミニショルダーもラインナップ。室内のサイドにはカードスロットが備えられ、キャッシュレス派ならお財布いらずで使うことが可能。ショルダーの他にリストストラップが付属。小脇に抱えるセカンドバッグやバッグ・イン・バッグにもオススメ。コンパクトな見た目以上に使い勝手は抜群です。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ダンヒル 0800-000-0835