無意識に寿命を縮めているかも
最近、機械式時計の人気はうなぎのぼり。ロレックスなんて正規取扱店に行っても買うこともできないぐらいです。そんな中、せっかく入手した高級機械式時計がダメになったら、考えただけでも嫌ですよね。
皆さんは「時計にとって危険なもの」と言われたら、何を思い浮かべるでしょうか。水や衝撃、振動など脅威はさまざまですが、意外と知られていないのが「磁気」なんです。
スマホやパソコンなどの電化製品に囲まれて生活している現代、磁気というのは時計にとってとても身近な脅威。加えて目に見えないため、無意識のうちにかなり磁気に近付けている方も少なくありません。
機械式時計が「磁気帯び」してしまうと、内部部品が磁化され「てんぷ」と呼ばれる心臓部の動作に影響し、精度が落ちたりしてしまうのです。いきなり、日差が1分以上早くなったり、遅くなったり。
そこで今回は「機械式腕時計に近づけると危険なモノ」をランキング形式でご紹介します!
第7位 イヤホンのスピーカー
意外に思われる方も多いかもしれませんが、第7位はイヤホンのスピーカー。
意外かもしれませんが、実は磁気を発しているんです。あまり強くはありませんが、最低でも1cmの距離は離すようにしましょう。
第2種耐磁時計(耐磁性16,000A/m)でもゼロ距離になると危険です。イヤホンの普及度と使用頻度を鑑みて、第7位にランクイン。
第6位 電気シェーバー
第6位は電気カミソリ。
磁気は強力というほどではなく、強さとしてはイヤホンのスピーカーよりも少し強いくらい。一般的な時計は5cm以上離すようにしてください。
時計を着けたまま使用するとかなり近づいてしまうため、電気シェーバーを使う際は外しておく方が安心かもしれませんね。
第5位 スマホ・タブレット・パソコン
現代人の必需品であるスマホやタブレット等の電化製品は、第5位にランクイン。
特に気をつけていただきたいのが、イヤホン同様スピーカー部分。耐磁時計でも、5cm以上は離していただいた方がベターです。
ワイヤレス充電のために背面にマグネットがついたモデルを使用されている場合は、そういった点でも注意が必要です。
第4位 バッグのマグネット部分
実際に磁石が使用されているものに対しては、更に注意が必要です。
スマホやタブレット等の電化製品に比べ、磁石そのものですので基本的に磁力はより高くなります。 耐磁時計でも5cm以上は離すようにした方が良いでしょう。
磁石が使われていないバッグを中心に使うなど、バッグ自体を腕時計に優しいものにするとより安心ですね。