派手さではなくこなれ感ある着こなしは、女性も好印象!
第615回目は、コラムの23AW新作です。
肩肘張らず、気楽に着たコーディネートがお洒落に見える。「エストネーション」が2021年にローンチした「コラム」は、まさにそれを体現しており、いまスタイリストなどの業界人が最も注目しているブランドのひとつ。デザインは過度な装飾やグラフィックではなく無地がベース。柄モノも一部展開していますが、時代やトレンドに左右されない往年のパターンのみ。適度にルーズさを残したシルエットが絶妙で、だらしなさを感じさせない、上品なリラックスさをアピールします。そのコレクションが持つ汎用性や普遍性は、新作とは言え鉄板定番そのもの。
オンオフ問わずに使える、グレンチェックのチェスターコート。ブリティッシュなクラシックパターンは、形状の異なる糸を組み合わせることで立体的なルックスに。さらに多くの太番手の糸を使用した先染めツイードによるムラも相まって、嫌味のない存在感を演出します。シャツやニットとの相性はもちろんですが、フーディやスエットに合わせればストリートスタイルにエレガントなムードをプラス。装飾がなくとも今どきな着こなしを楽しめる好例です。
しかも、こうしたこなれ感ある一着を使った上品な装いは、女性ウケも抜群! デートや食事の際に好印象を得られます。普遍的で上品、さらにモテる! とあれば、お洒落に気を遣う男たちから支持を得ているのも納得ですね(笑)。
撥水加工を施した軽量のナイロンストレッチポプリンを使用したセットアップ。マオカラーとイタリアンカラーを組み合わせたバンドカラーの仕立てが魅力です。さらにゆったりとしたルーズなシルエットが、シンプルなルックスながらも今っぽさをプラス。それぞれ単品でも使い勝手がいいのも見どころです。
昨年登場し人気を博したニットカーディガンは今季も継続。昨年よりフィッティングを緩く仕上げており、表情のあるワッフル生地が特徴。コートの下に合わせれば、さりげなく存在感をアピールします。
上のワッフルとは異なり、こちらは至ってシンプル。上質なウールを贅沢に使用しており、やや長めに仕立てたリブがゆったりシルエットとメリハリを生み洒落感を醸し出します。深めのVゾーンも魅力の一つ。
何枚あってもいい無地Tシャツも、ここの一着とあれば実にモダンな佇まい。強撚コットンを表地に、強撚ポリエステルを裏地に採用したダブルフェイスで仕立て、サラリとした質感が実にコンフォート。あえて断ち切りにした襟元や裾が存在感を後押しします。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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エストネーション 0120-503-971