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【世界初!動画取材】フランク ミュラーの製造現場に潜入。最新作「グランド セントラル トゥールビヨン」を作る超絶技巧の数々とは?

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Sponsored by FRANCK MULLER

「トゥールビヨンをエンターテインメントにしたことが、フランク ミュラーの最初の大きな功績だと思う」

かつてFORZA STYLEの取材でそのように語っていたのは、『機械式時計大全』の著者でもある山田五郎氏だ。

本来は懐中時計のためのものであった「トゥールビヨン」という補正機構を、1986年に腕時計に世界で初めて採用したフランク ミュラー。そして、本来は外から見せる必要のないトゥールビヨンを文字盤側から、あえて「見える」ようにしたのもフランク ミュラーが最初だという。

言わば “トゥールビヨンの覇者” であるフランク ミュラーが新たに送り出したのが、「グランド セントラル トゥールビヨン」。

グランド セントラル トゥールビヨン」自動巻き、18Kピンクゴールド、58.6㎜×40.0㎜、クロコダイル×ラバーストラップ、セントラルトゥールビヨン 2200万円(税込)

ご覧のとおり、最大の特徴は中心に位置するトゥールビヨン。一般的なラウンド型 “ではない” 腕時計でセントラル・トゥールビヨンを実現したのは、この時計が世界初だという。さらにフランク ミュラーでは珍しく、マイクロローター式の自動巻きトゥールビヨンを採用しており、極めて貴重な作品となっている。

注目ポイントはそれだけではない。フランク ミュラーの特徴的なトノウ型のケース「トノウ カーベックス」が、今回さらに進化したのだ。

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世界最高峰とも称される複雑機構の数々はどのように生み出されているのか? FORZA STYLEでは、スイス・ジュネーブ郊外にある「フランク ミュラー ウォッチランド」を動画取材。

本拠地であるウォッチランドの一貫生産体制がほぼ完成したのが2006年。それ以降、フランク ミュラーでは驚異的な複雑時計のマニュファクチュール体制が確立され、現在にまで続くめざましいトゥールビヨンの快進撃が始まったという。

「ウォッチランドの動画取材は、おそらく世界で初めてじゃないですか?」そう語る時計専門誌クロノス日本版の編集長・広田雅将さんと、FORZA STYLE編集長・干場義雅が見た超絶技巧の時計作りの現場とは? 動画でじっくりとご堪能いただきたい。

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後日、日本で干場と再会した広田氏は、スイスでの取材をこのように振り返る。

「フランク ミュラーは昔からの時計作りが残っているところが強みですね。正直『もっと早く言ってよ』という感じでした。フランク ミュラーの人たちにとっては当たり前すぎて、あえて言う必要もないと思っていたのかもしれませんが……、実はそれが凄かった(笑)」

フランク ミュラーでは当たり前のこととは? 例えばウォッチランドでは、一人の技師が1本の腕時計の組み立てを、初めから終わりまで担当する。それは「若手への知識移転」を重視しているからだ、とチーフウォッチメーカー(時計技師)のパトリス クストン氏は動画内で説明している。

「高級腕時計の仕事をしていると、途中まで作業をしたムーブメントを次の技師に渡すことに不満を感じることがあります。時計技師が仕事に喜びを感じ、気持ち良く働いてほしいという考えです。そして自分が『組み立てまでできる有能で役立つ存在』であることを実感してほしいのです」

「グランド セントラル トゥールビヨン」の中央に座するケージ径17.7㎜のトゥールビヨン。その外周から先端を突き出す時針、分針は何で支えられているのか? 実は円形の部品をセラミックボールベアリングで支持して回転させるという画期的な新機軸を採用している。さらに両方向巻き上げのマイクロローターを装備し、パワーリザーブはシングルバレルにも関わらず3日半=約84時間。18K製のタイミングスクリューで調整するフリースプラング方式、ブレゲひげゼンマイは自社製造だ。

もちろん、フランク ミュラーが誇るケース「トノウ カーベックス」の進化も見逃せない。

「グランド セントラル トゥールビヨン」で進化した新しいケースは、サファイアクリスタルを12時・6時位置のケースエンドまで延長し、ダイナミックな印象を与えつつ、ストラップとシームレスに繋がる曲線を実現した。これにより見た目の美しさだけでなく、装着感もさらに向上している。

広田:基本的な形としてはこれまでのカーベックスと同じなんですが、たとえばこの風防の部分、サファイアクリスタルがギリギリまで来ていますよね。これによって、立体感がすごく強調されつつも、一体感も生まれています。そもそも防水性を考えると時計は丸形や長方形がベストで、トノウ形で作るのはものすごく難しい。端から水が入りやすい形なんです。それをより一層ダイナミックにして、防水性も高めて進化しているあたり、さすがですね。

干場:トノウ形なのに高い防水性を実現している……フランク ミュラーの技術力の高さがよくわかります。

広田:元々、フランク ミュラーの時計が大きくなっても人気を持った理由は、ケースが湾曲していてつけ心地がよかったということもあるんです。その特徴はなにも変わっていないですね。

干場:確かにつけ心地が非常にいいですね。フィット感が高くて……。

広田:「グランド セントラル トゥールビヨン」は、トゥールビヨンを真ん中に置くという変わった設計にはなっているけれど、構成としては古典的なんですね。古典的な仕組みをモダンに仕立て直している。後ろを見るとマイクロローター、自動巻きが載っているんです。フランク ミュラーの技術力が遺憾なく発揮されていますよね。

広田:トゥールビヨンってもともとは機能的な部品じゃないですか?

干場:重力の影響を受けないようにするためのものですよね。

広田:それをわざわざデザイン要素、遊びの要素として、こうやって誇張して見せたっていうのがいかにもフランク ミュラーらしい。ただし、遊びでやっているけれど本気で作っている(笑)。それがフランク ミュラーの面白さだって思いますね。“マスター オブ コンプリケーション”と称されるのもわかります。こういったものを見てしまうと納得させられます。

干場:実力があるからこそ、あえて遊ぶこともできる!

「グランド セントラル トゥールビヨン」同様、ストラップのギリギリまでサファイアクリスタルを配し、優れた装着性と流れるような立体感を実現させた「グランド カーベックス」も新発売。3タイプ用意されている。「グランド カーベックス」自動巻き/ステンレススティール×18Kピンクゴールド/53.1㎜×36㎜/クロコダイル×ラバーストラップ/203万5000円(税込)/2023年6月21日発売)
「グランド カーベックス」自動巻き/ステンレススティール×18Kピンクゴールド/53.1㎜×36㎜/クロコダイル×ラバーストラップ/203万5000円(税込)/2023年6月21日発売
「グランド カーベックス」自動巻き/ステンレススティール×18Kピンクゴールド/53.1㎜×36㎜/クロコダイル×ラバーストラップ/203万5000円(税込)/2023年6月21日発売

広田:面白いことに、フランク ミュラーのケースって金型をプレスで作っているんですね。15回くらいプレスして形を作っていくんですけれども、いまでもその製法をやっているところってほとんどありません。さらに言うと、プレスするための素材をあそこの工場で削っているんですよ。普通ならそこまで加工されたものを買ってくるんですが……。他に任せると質が出ないということらしいです。

干場:そこまでこだわっているとは……。やっぱり凄いブランドですね。こうやって全て見ることによって、価値の高さがよくわかります。

広田:できることは自分の手でやっていく、という姿勢はすごくはっきりしていますよね。

干場:今回、取材で細部まで見せていただいて、理解がさらに深まり、フランク ミュラーというブランドの腕時計の印象が大きく変わりました。この記事をご覧の皆さんも、ぜひもう一度ウォッチランドの取材動画を見直していただいて、それからお店に行って直に時計を見ていただいて、フランク ミュラーの腕時計の素晴らしさを体感してみてください!


Movie : Shingo Takeda
Text : Yukari Tachihara

【提供元】
フランク ミュラー ウォッチランド東京
03−3549−1949

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