Vol.19究極の隠れ家でお寿司を。
「鮨 ニシツグ」

大好評企画、「私をゴハンに連れてって」。

第19回の美女は、長い黒髪が美しく、オリエンタルな雰囲気漂う国際文化交流家、知夏七未さんです。今回はそんな知夏さんにぴったりな「鮨 ニシツグ」に伺いました。こちら、今年恵比寿にオープンしたばかりの “究極の隠れ家”。世界的セレブがお忍びで訪れる、予約の取れない鮨屋「鮨早川」の姉妹店とのことで大注目されています。

こちら、ご主人西胤さんも「隠れすぎちゃいました（笑）」とおっしゃるほど。やっとたどり着いた先には青い鉄の扉が...。飛び込みで来るお客さんはまずいないだろうという、ツウな大人のみぞ知るお店なんです。これならお忍びデートにも安心ですね。

おそるおそるドアを開けると、そこには思わず声をあげてしまうほど驚きの空間が。入り口から滑走路の様に奥へと続く一枚板のカウンター。美女は一言「凄い...」と、その空間の醸し出す雰囲気に魅了されていました。この“日本一美しいカウンター”の先には「五葉松」が置かれているんです。

禅を表現した静粛な暗闇の中で存在するのはカウンターと松の緑のみ。なんて趣深いのでしょう。日常から離れた非現実的な温もりが、美女を包み込みます。「デートで連れてきてもらいたいです。無駄なものを削ぎ落としたミニマリズムな空間だとパートナーの存在がますます特別になりますね」と感激の様子。

お料理はお任せのコースのみ。食べるのが申し訳ないほど丁寧に料理されていきます。西胤(ニシツグ)さんの美しい手さばきを見るのも楽みの一つ。毛ガニのあんかけ内子添え、ヤリイカ煮物と続き、ふぐの白子の焼き物。

これは炭火でゆっくり焼いた絶品です。「この感触、舌触り素晴らしいですね。フワッ、トロッと溶けました」と世界中のお店を知り尽くす美女も保証済みの逸品。

そして大本命のお鮨。「料理の域を超えて芸術ですね。木箱に綺麗に並べられたネタをひとつひとつ取り出す姿は、まるで宝石でも扱っているかのよう。なんだか、食べるのが勿体ない気がしてきてしまいます」と知夏さん。そして、絶対的自信を持つ雲丹は、なんと手渡し。

一瞬でも早く食べて欲しいという西胤さんの料理人魂がここの表れています。さりげなく握られたイカも、実はしっとりさせる為に一週間寝かせるというこだわりぶり。

「こんな柔らかいイカは初めてです」と美女。そして、イカの次に登場したのは、姉妹店早川でも評判の “スペシャル巻”。さっと炙ったトロの上にはトリュフが。それもかなり気前よく、たっぷりと。

「もう感激です！ 口に入れた瞬間トロッと濃厚なのに、すぐにさっぱり。特別な魔法使ってますよね」と興奮気味の知夏さん。この秘密はお伝えしきれないほどの新しい味なので、ぜひ確認に行って欲しいです。

最後に、とっておきの情報をお伝えしますね。カウンター上のあの “五本松”の裏には、そっと二人の時間を楽しみたいカップル用に、ひっそりと２席隠れているのです。女性は慣れない方とのデートで個室で遮断されてしまうと緊迫感で落ち着かないことがあるんです。なので、程よいプライベート感の “ひっそり席”が初デートの二人にはぴったりなんですね。

「鮨ニシツグさん、まだあまり知られていないと思うので、こんなお店を知ってるなんて流石、とポイントをあげるチャンスになりますね」と美女から素敵なアドバイスもいただけました。これは、行かないという選択肢はありませんね。ぜひ早めに訪れてみてください。こちら、お料理へのこだわりと、ゆったり座ってもらうため、1日3〜4組が限界とのことなので、必ず予約してくださいね。

Text : Naoko

 

【今回の美女】
知夏七未（ちなつななみ）さん
ダンサー・国際文化交流家。NYダンス留学を経て、世界50カ国の美女が集まるミスコン世界大会や文化団体 “美JAPON”に参加し、日本の美しさを世界に、世界の美しさを日本に伝えることを目標にインターナショナルに活動中です。

【鮨 ニシツグ】 

住所：渋谷区東3-25-6 楠ビル3F
TEL：03-6277-2780(予約優先) 

営業時間：18:00～24:00 
定休日：日曜
お任せコース：１人18,000円～