「仕事の分、お金をもらえれば解決するという解決方法も耳にします。もちろんそれはそれでありがたいですし、そうすべきだと思います。でも、実際問題は難しいところもある。ただこの気持ちを抱えてずーっとやるのもしんどいかもと思い始めました。子供を産んでいない負い目みたいなものを無意識のうちに感じてしまっているのかもしれません」。
エリカさんの率直な想いが、相手に届かない歯痒さを感じる。子どもは確かに社会の宝である。少子化が叫ばれるなか、なおさらである。企業が早急に変わるのは当然だ。でもそれだけでは解消しきれないものがあるのかもしれない。
取材・文/悠木 律
RANKING
1
3
4
5
1
4
5