梨花さんはこう話す。
「彼と別れるのが懸命だと思っています。このまま付き合って、押し切られるような形で子供を産んだら後悔しそうだから。親にはそんなに頭でばかり考えない方がいいと諭されますが、考えないで子供を産むなんてできるんですかね?」。
相手がいてもここまで思い詰める背景には、自己責任という言葉が重くのしかかっているように思えてならない。少子化対策は、必要だ。しかし、それ以前に結婚したい、そんな人が増える世の中になるには何が必要なのか、考えなくてはならないのかもしれない。
取材・文/悠木 律
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