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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「ストロング系を朝からプシュ...」かわいかった新妻がアルコール依存症に。その時に見せた「もうひとつの人格」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

ストロング系アルコール飲料の健康リスクに、にわかに注目が集まっている。サッポロビールはアルコール分8パーセント以上の「ストロング系」と呼ばれる缶チューハイの新商品を、今後は発売しない方針を固めた。現在、サッポロが販売しているストロング系は、意外なことに一商品だけ。一時は79商品を展開していたアサヒビールも現在は一商品のみの扱いとなっており、最多の10商品を展開するキリンビールも「適正な摂取」を呼びかけている。

「大学生から社会人になるというタイミングで、心身の体調を壊される女性は存在します。想像と違った就職先だったり、新しい人間関係が上手くいかなかったり……。そういった人たちが心の拠り所とするのが、『アルコール』だったりするんですよね。眠れないからと毎日深酒を繰り返し、次第にお酒がないと生きていけない体になってしまう。こうして、アルコール依存症の方がまた一人生まれてしまうんです」

危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう語る。今回は、家庭的だった妻がアルコール依存症になり、遂には妻子持ちの上司と不倫するに至った衝撃的な経験談を聞いた。今回、FORZA STYLEライフ取材班がインタビューしたのは都内在住の中山翔太さん(仮名)32歳。

「お待たせしてしまい申し訳ありません。初めまして、中山です」

気さくで明るく、柔らかい印象の彼。パーマをかけた黒髪に、キリッと整った眉毛を見ると美容に気を使っているのが分かる。穏やかで人当たりがよさそうな中山さんだが、バツイチだという。

「家庭的だった彼女があんなに豹変するなんて、当初は思いもしなかったです」

©Getty Images

翔太さんが元妻と出会ったのは大学時代にさかのぼる。大学4年のゼミが同じで、見た目がタイプだったので付き合うまでに時間はかからなかった。

「彼女は地方出身なんですが、大学と就職は都内。大学卒業後しばらくして同棲し、社会人3年目の25歳のときに結婚しました。とても家庭的で家の中は常に綺麗、料理も上手で理想の奥さんって感じでしたね」

元妻の作る食事は、1汁3菜が基本。和食が得意で旬の野菜を使ったおかずや、晩酌するときのおつまみもサッと出してくれる。翔太さんは彼女の作る料理を楽しみに、毎日仕事から帰っていたようだ。

ごちゃごちゃした家が嫌いな彼女は常に家を綺麗にし、金銭感覚もしっかりしていた。将来子どもができたときの貯金もしてくれていたという。

「彼女は、新卒から入った会社の人間関係が悪く、体調を崩して退職したんです。その後は通院しながら転職活動をして、別の会社の契約社員で働くことが決まりました。」

元妻と翔太さんはもともとお酒が好きで、週2〜3回は一緒に晩酌をしながら今日あった出来事を話す。そんな何気ない日常がとても幸せだったと語る。しかし体調を崩したあたりから、どんどんお酒の量が増えていったようだ。

「ストレスや不安をお酒で発散している感じでしたね。誰でも嫌なことがあったらお酒に逃げる経験はあると思うので、最初はそこまで気にしていませんでした。なにより彼女のメンタルの安定が第一だと思ってたので。飲んだときの口調とか態度とか、どんどんキツくなってるなとは感じてましたけど……」

元妻の転職先のメンバーは仲が良く、コロナ禍でも飲み会も頻繁だった。飲み会がない日は家でも飲み、お酒を飲むことが習慣になっていた。仕事から帰ってくると冷蔵庫へ直行し、プシュッとビール缶をあけ、飲みながら料理を作る。お酒の量はいつしか「ストロング系を朝から飲み始め、1日6缶」が当たり前になっていた。

それは晩酌を通り越し、泥酔して我を忘れるため、アルコールを胃に流し込む行為だった。可憐だった彼女は、酔っては暴言を吐き、泣き、翔太さんの愛情を試すような言動をする。時には、何もしていないのに「私がこうなったのはお前のせいだ!」と土下座を求めることもあった。

「最後は前後不覚になって、私にのしかかってくるんです。そこから無理やり行為が始まるのですが、別人のように激しくて、恐ろしくなりました」

☆アル中状態に陥った妻の酒量はさらに増し、男関係も荒んでいく。そして、そんな彼女の悪癖を利用する上司が現れ...次回ではアルコール臭に侵された夫婦の末路を詳細にレポートする

ライター 錦城和佳



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