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「ムラムラする服着てる、女がほざくな…」妻が覗き見た【最愛夫の愕然とする素顔】

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それは、とある有名な記事配信サービスのコメント入力用のページらしき画面だったという。つい好奇心からモニターに目をやってしまった春奈さん。

「書きかけのようでしたが、どんな記事に対してのコメントなのかは文面から想像がついたんです。連日ネットニュースはその話題ばかりでしたし、ピンときました。
私は投稿を後でチェックしようと思い立ち、夫のユーザー名と思われる名前を覚えました。幸か不幸か、凄く覚えやすいネーミングで……」

数時間後、夫が入浴などを済ませて寛ぐ姿を確認した春奈さんは、彼が何に対してどんなコメントをしたのか、ネット上を探しに探した。

「夫のコメントを見つけるのに結構手こずりました。でも、ユーザー名を覚えていたのと、書きかけだった文章がほぼそのまま載っていたので、最終的に発見できました。夫がコメントしていたのは、世の中で大騒ぎになっている、ある芸能事務所に関する記事に対してでした」

Yahoo! 配信用パラグラフ分割
©Getty Images

トップがトップなら下もろくでもない奴ばっか。こんな組織は社会のクズ。何もコメント出さん所属タレントも同罪。とっととくたばれ、というような内容だったという。

「日ごろ言葉遣いが優しい人なので、何とも言えない不快感を覚えましたね。コメントしても構わないけど、いつもの夫とあまりにもキャラクターが違い過ぎて、動揺しました」

春奈さんの夫は、これまでに数百件のコメントを投稿していることがこの時に発覚。
ファンであるスポーツチームの監督の采配に対するヤジ的コメントや、芸能人の不倫報道に対する揶揄、社会問題などを取り上げたルポに対して、取材対象者の行動をこきおろすなど、ざっと見る限り肯定的なコメントはほぼ見当たらなかったそうだ。

「夫のコメントを次々読んで身震いしました。誹謗中傷と取られかねない表現がたくさん見受けられたんです。そういうコメントにも『いいね』が多くついていたりすることにも驚いたし、『いいね』が貰えることもコメントをやめられない理由なのかもしれないと思いました。
それにしても内容は圧倒的に悪口雑言が多くて、はっきり言って憂さ晴らしにしか見えなかったです」

さらには、今年インターネットを騒がせた某女性DJへのセクハラ問題について、「ムラムラさせる服装してる奴が悪い」「触ってくれと言わんばかりの格好しといてほざけ」といった内容のコメントまで発見したという春奈さん。

「裏切られた気持ちになりました。夫は普段家族に対してとても穏やかですし、私や他の女性に対してもとても人当たりの良い普通の会社員だったんです。それが、まさかこんなことまでコメントしているなんて……」

後編では、夫のさらなる不愉快コメントを目の当たりにしてしまった春奈さんの、裏切られたような気持ちを詳細にリポートする☆

取材/文 中小林亜紀

▶︎後編に続く


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