「実はあと一人、山田家には厄介な存在がいるんです。夫の母親で私からすると姑にあたる存在ですね。実は、私が住んでいるのは二世帯住宅で、一階には88歳の姑が住んでいます。義父は6年前に他界したんですが、彼が亡くなったのをきっかけに姑は家事を全くやらなくなって今は三食、私が作っています。
しかも姑は口を開くと愚痴ばかりの人で、送られてくるお中元やお歳暮の中身を見ては『なんでこんな物を送ってくるか理解できない』食事を作っては『もうちょっとご飯の味、薄くできないのか』と一言目に文句が出てきますよ。きっと私は家族関係で苦労する星に生まれたんだと思います。唯一の救いは息子、孫たちが健康なことですかね……」
姑は長男や次男嫁がもってくる手土産に対しても「私ね、これ一番嫌いなの」と発言しその場の空気を凍らせてしまうようだ。そのたび、嫁たちにフォローをするのが喜美子さんの役割らしい。
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