「上の娘さんを高校から私立に行かせているママ友なんですが、『授業料無償になるからといって私学の出費をナメない方がいい、うちはマジで火の車だ』と言っていました」
ママ友曰く、彼女の家計を火の車にしているのは、授業料以外にかかる費用なのだという。
「入学金などの納付があるのは前提として、それ以外でまず必須なのが修学旅行の積立です。
私立は公立に比べて圧倒的に修学旅行が豪華。彼女の子供が通う学校は3つの選択肢から旅行先を選ぶ形らしく、その年は、海外2か国と国内1か所の3つの中から選んでと言われたそうです。
ひとまず海外を選んだみたいなんですが、毎月1万円近い額の積立が重たい重たい。しかも修学旅行に持たせるお小遣いは5万~10万円の人が多いという話を聞き、今から戦々恐々だそうです」
Yahoo! 配信用パラグラフ分割
©GettyImages
だがくるみさんのママ友曰く「修学旅行費の積立なら、ギリギリキャパの範囲内」で、さらに問題なのは、それ以外にも次々と襲ってくる請求の山なのだという。
「制服費用、施設利用料、PTA会費、教材費や生徒会費で、入学年の今年は授業料以外に合計60万円以上支払うことになりそうだと言っていました。確かにお金がかかるのは授業だけではないですものね」
これだけに終わらない、私立高校の出費の数々……続きは後編で詳報する。
取材 / 文 中小林亜紀
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