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毎日ギリギリの生活なのに、「子持ち様」と笑われる…40歳限界ワーママの心を折った「クズ夫のひとこと」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

忙しいママを冷笑する「子持ち様」。この言葉の気持ち悪さ、あなたにはわかりますか?

「子持ち様」。

これはX(旧Twitter)で先週話題になった言葉である。子持ち様=子を持つ親が休んだり、早退したりすることで、仕事が増えて大変だという趣旨のポストに大きな反響があったのだ。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。

「この議論はこれまでも幾度となく、されてきました。確かに子どもがいない人が、アンフェアに感じるのも無理はありません。確かに少子化は大きな問題です。このままの少子化が続けば、将来生活インフラですら担い手が不足する可能性があります。

ただ、それだからといって子どもがいる人だけが優遇されるべきということにはならないですよね。本来はこうならぬよう、会社側がフォローした人への評価をあげるなど、工夫をするべきですが…」。

しかし、実際はそうもいかないところが多いのであろう。国の対策もまだまだ不十分だ。さて、皆さんはここまで聞いて、この話にある子持ち様に父親と母親どちらを当てはめただろう?

「実際、今回話題になったポストの主は女性と思われ、相手の子持ち様も女性=母親でした。どうですか?皆さんも母親を思い浮かべていたのではないでしょうか。世間で話題になる子育てにまつわる問題の中心にいるのは、まだまだ母親が多い印象です。

今回のケースも父親、母親が順番に仕事を休んだり、早退したりしていれば感じ方は変わっていたかもしれません。さらにいえば、ポストの主も女性。女性がフォローしていることが多いのかもしれませんね。結局のところ、社会全体で変わっていかなければ、問題が解消することは永遠にない。根深い問題です」。

今回のお話の主人公は、まさに子供の体調不良に悩むワーママだ。

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©︎GettyImages

館山かなえさん(仮名・41歳)は、小学校1年生の長女と年中の長男を育てるワーママだ。かなえさんは周りの家庭が羨ましいと口をこぼす。

「保育園の送り迎えをしているとパパ率が高くて…。うちでは考えられません。きちんと話し合ったわけではないけれど、成り行き上、私が子育てを担当しています」。

かなえさんの夫は5つ年上だ。

「今どき…と言われそうですが、毎朝子供の送り迎えをするなんてこと、考えたこともないんじゃないかな。ゴミ捨てだってろくにしたことありません。周りのママ友には、ちゃんと話し合った方がいいとかアドバイスされることも多いですが、結局いないことも多く、自分ですべてやってしまう。悪い癖ですね」。

ただし、夫にも言い分はあると話す。とにかく忙しいというのだ。

「ブラックですね(笑)完全に。帰りが0時近いことも多く、土日も現場に出ることがあります。自身は経営陣でもあり、業界ではあるあるだと話しています。そのため、ここまでほとんどワンオペで育ててきたので、今さら子供たちもパパと保育園とか行かないって言うかもしれません。こんな会社がいいとは到底思えませんが、夫の職場決定に異論を唱えることもできず、今に至るという感じです」。

そんなかなえさんは今年、とてつもないインフルエンザの脅威に晒されたという。

「今年のインフルエンザアタックはまじで辛かったです。スタートは長男の学級閉鎖。このとき、長男はインフルエンザに罹患しませんでした。とはいえ、家からは出れない状態。もちろん学童にもいけません。小学1年生の子どもを1人置いて、仕事にいくことはどうしてもできず、リモート申請をしました」。

家に子どもがいる状況での仕事は、なかなか大変なものだと話す。



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