ーみんなが受けるわけではありませんし、選択はご家族でよく話し合われてください。世の中には障害のある子を産み、育てている人もたくさんいますから。
医師が悪意があっていったわけではないことは貴子さんにも夫にもわかっていた。それでも気持ちがざわついたと話す。
「捉え方によっては、障害のある子が生まれる可能性が高いとも取れるじゃないですか。この言葉にはとても傷つきました。病院を出て、車に戻ったら泣けてきてしまって…。夫も同じ気持ちだったみたいです」。
家に帰ってからも貴子さんの頭の中は、NIPT検査のことでいっぱいだった。ネットの情報が正しいとは限らない、そうは思ったが調べずにはいられなかったという。
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