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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「私、普通の人より傷つきやすいので」自称HSPの部下に、先輩パートの堪忍袋の緒が切れた瞬間。

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職場には、歯に衣着せぬ物言いをする人もいる。

レジや発注作業で何度も同じミスをするKさんに対し、ある先輩パートが「みんなあなたに気を使って物が言えないの、わかるでしょ? 一体何回同じ失敗したら覚えるわけ?」と面と向かって言ってしまい、泣かせたことがあった。

「Kさんは同じミスが多い理由について、『HSPだからひとつのことが気になるとそのことばかり考えてしまって、他のことがおろそかになるのだ』と説明したんです。その言葉に対して、パートさんがまた怒る怒る」

Kさんは麻里子さんと二人きりになったとき、「人間関係が苦手なHSPなのに、こんな職場に来たのが間違いだった」とこぼしたという。

「正直、『それなら辞めてくれ』と思ってしまいました。でも、そんなこと言えるわけがありません。パートリーダーの私は、女だらけの職場の人間関係をまとめる役割も担ってきたつもりです。

それで、そのパートさんに、『もう少し見守りましょうよ』と提案しました。Kさんに対しても、『あなたが苦手な作業は私ができる限りフォローする』と言って慰めたんです。平和的に仲裁したつもりです」

少しずつでも仕事を覚えてくれたら良い、そう割り切ることにした麻里子さん。しかし後日、課長に呼び出されて注意を受けてしまった。



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