■使い勝手はバブアー以上?
見た目の雰囲気は酷似していますが、もちろんバブアーのようなオイルドではなく、秋口から使えるコットンシェルのライトアウターとして登場した「ユーティリティショートブルゾン」。
結論としては"似て非なるもの“ではありますが、ルックスがバブアーに似ているだけに、羽織るだけで自然とキマるアウターとしての安定感が違います。バブアーの人気モデル「スペイ」に似せたショート丈仕様なので、トレンド感もありパッと見で好印象間違いなしのアイテムとなっています。
まず、このジャケットで目に付くのが、コーデュロイに切り替えられた特徴的な大きな襟。肌当たりのいいコーデュロイの襟は、見た目にも良いアクセントになっています。襟裏のチンストラップもしっかり搭載され、動きやすいラグランスリーブというのも酷似ポイントだけにグッドデザインです。
そして、裏地も雰囲気を似せて作っているというのも、逆に潔くていいですね。英国感のあるチェック柄で品の良さを感じさせます。最低限の収納スポットとして、スラッシュポケットが1つありました。
フロントには、重なるようにデザインされたポケットが左右合わせて4つあり、このミニマルなデザインのポケットは、正直本家以上に、使い勝手が良いと感じました。ただ本家同様にマチがないため、収納力はあっても、実際に使うとなると膨らみが気になるところではあります。
さらに、袖口もしっかりと二重袖仕様になっているのには驚きました……。スナップボタン付きのナイロン素材で、ボタンの着脱によってインナーとの隙間を減らしてくれます。これは冬には防寒の役割を担ってくれる好ディテールですね。ここまで似せて6990円は、なかなかのお得感がありますね。
そのデザインもさることながら素材はコットン100%のため、夏以外の3シーズン着れるというのも人気の理由でしょう。もちろん本家のオイルドよりも扱いやすいというのも◎ この秋はバブアーではなく、あえてユニクロという選択は賢い!と思わせる1着だと感じました。