AGAのドクターが、「夏による頭皮のダメージケア方法と薄毛にまつわる豆知識」を紹介！

2023.9.29 0

FORZA読者は即実践！秋に抜け毛が増えるのは、夏の紫外線で頭皮が老化しているから!?

「史上最も暑い」と報じられた今年の夏。強烈な日差しによって、肌はもちろん、髪や頭皮が傷んでしまいますが、実は頭皮は顔の数倍もの紫外線を浴びているとも言われていて、特に夏は一年の中でも紫外線によるダメージを受けやすく、「頭皮の日焼け」「汗による臭いやかゆみ」「エアコンによる乾燥」など悩みも増える季節です。

AGA治療のパイオニア、AGAスキンクリニックのドクターが、“意外と知られていない夏のダメージによるAGAへの影響”、“秋に向けて誰でもできる抜け毛を改善するヘアケア方法”、“薄毛にまつわる豆知識”をレクチャーします！

夏のダメージ→頭皮が乾燥→抜け毛が増加→AGAが進行！

頭皮は顔の3倍以上もの紫外線を浴びているとも言われ、そのダメージによって切れ毛や薄毛などを引き起こしてします。これは「光老化」と呼ばれ、長年浴び続けた紫外線のダメージが皮膚の細胞に蓄積した結果、起きてしまう老化現象です。

その上、紫外線は毛髪内部のタンパク質を変性させることから、紫外線を長時間浴びた髪は切れ毛や抜け毛になりやすく、頭皮も顔の肌と同じように紫外線によって老化の速度を早めます。顔に日焼け止めを塗るように、スプレータイプの日焼け止めなどで、髪も紫外線から守る対策が必要です。

BEFORE→AFTER例

「汗」も、頭皮や髪にダメージを与える原因の一つで、汗をかいたままの状態で長時間経過すると、頭皮の中の特に毛穴に対する汚れの詰まりに繋がります。頭皮に汚れが溜まると髪の毛が成長ずらくなり、蓄積した汚れが皮脂と一緒に変質し、臭いやかゆみの原因になってしまいます。

汗をかいたら放置せず、しっかりと汗をタオルやハンカチで拭ったり、シャワーなどで汚れを落とし、寝る前には頭皮を清潔に保つということが一番大事になります。

BEFORE→AFTER例

せっかくお風呂に入っても、ドライヤーの熱さで余計に汗をかいてしまうといった経験はありませんか？　夏は特に、ドライヤーで髪を乾かすことを億劫に感じる人も多いのではないでしょうか。ドライヤーで乾かさず、自然乾燥で済ませてしまうと、髪の水分が蒸発してしまい頭皮の乾燥にも繋がります。また、濡れた髪はキューティクルが開いた状態のため、しっかり乾かさないと髪の毛がパサつく原因にもなります。

頭皮が長時間湿気にさらされると、本来存在している常在菌のバランスが崩れる原因になり、頭皮自体の乾燥や皮脂の過剰分泌を招き、臭いやかゆみなどのトラブルにつながる危険性もあります。

納豆に唐辛子！まだ間に合う、夏のダメージケア方法、教えます！

シャワーの水温、何度にしていますか？　シャワーを浴びる際、「皮脂や汚れをしっかりと洗い流すために熱めのお湯を使っている」と、40℃以上に設定する人が多いと思いますが、これは逆効果。健康的な頭皮環境を目指すのであれば、37～39℃がベストです。水温が熱すぎると過剰に皮脂を奪って頭皮が乾燥し、低すぎると汚れた皮脂が残ってしまいます。

水道水に含まれる塩素も髪にとっては毒素となりますが、塩素をブロックするフィルターをシャワーヘッドに設置するだけでも十分に薄毛対策になります。

BEFORE→AFTER例

シャンプーの役目は、髪の毛や頭皮についている汚れをしっかり落とすことで、洗浄力が強い合成界面活性剤が含まれているアルコール系シャンプーを使用している人も多いと思いますが、アルコール系のシャンプーは頭皮や髪の毛に必要な皮脂まで洗い流してしまうというデメリットがあります。

特に、抜け毛や薄毛で悩んでいる人がアルコール系のシャンプーを使用すると、紫外線や乾燥から頭皮を保護する役割のある最低限の皮脂まで洗い流してしまい、足りない皮脂を補うために過度に皮脂の分泌が増え、結果毛穴が詰まりやすくなり薄毛に繋がる恐れがあります。気になる人は、刺激が極力少ないとされているアミノ酸系シャンプーを使用すると良いでしょう。

また、シャンプーの成分だけでなく、ブラッシング（柔らかいもの）をしてからシャワーを浴びる、しっかり泡立て指の腹でマッサージするようにシャンプーをするなど、使用方法を見直すだけでも効果的です。

BEFORE→AFTER例

アンチエイジング効果に寄与するIGF-1（インスリン様成長因子-1）という物質が薄毛予防にも効くことが世界的にも広まってきています。細胞の増殖の促進も見込め、髪の成長サイクル自体を正しい周期に戻すことができ、結果として薄毛対策に繋がりやすいとされています。

IGF-1が多く含まれている物質として代表的な食材が唐辛子です。唐辛子には、IGF-1の他に髪に良いとされるカプサイシンも含まれています。また、イソフラボンを同時に摂取することで、毛根のIGF-1をさらに増やすことができるため、納豆などの大豆製品の組み合わせがおすすめです。

こんな症状の人は、AGAが進行してきているかも？

「抜け毛の本数が以前と比べても格段に増えた」「全体的にボリュームが減った気がする」「なんか全体的にコシがなくなったり細くなった」など、AGAの兆候を感じる人は一度クリニックに相談にいくことをおすすめします。

ただ、悩みすぎることが薄毛の原因であるストレスにも繋がるため、あくまでも治るものだという認識でいると気が楽になるはず。AGAが進行している特徴として、通常の抜け毛ではなく、「短い髪の抜け毛」「細い髪の抜け毛」が多い人はAGAが進行している可能性があるので、専門のクリニックへの通院やオンライン診療を受診する、既に通院している人はお薬をしっかり飲むことがAGA治療のベースになります。