暑さがいっこうに和らいでくれそうにない今年の夏。まだまだ重宝するファッションアイテムがTシャツです。多種多様な色、柄、タイプがありますが、意外とサイズ選びやネックタイプについては深く考えていないんじゃないですか?
「俺はいつもLサイズだから迷わずL」ってオジサンや、「イケオジ風に見えそうなVネックが定番」っていうオジサンいませんか?
20代とは違う30代以降のオジサンは、やっぱり若く見られたり、おしゃれに見られたいもの。年齢を重ねるほど男性にとって大きな課題です。
今回は、思い込んでいたサイズやお気に入りのネックタイプが実は、老けてみえる原因だったり、女子から見たらダサ見えにしか見えないTシャツを選んでいないかをチェックします。
実は、サイズ選びは色や柄選びより重要なTシャツ選びのポイントなんです。では、ダサく見えないためのサイズ選びについてお教えしましょう。
まずは肩幅のフィット感
ちゃんと肩幅とTシャツの肩の縫い目の切り替えは合っていますか?
◆サイズ選びのポイント①
《肩のフィット感》
Tシャツを選ぶ際には、まず、肩のフィット感に注目しましょう。肩の縫い目が、肩の自然なラインに沿っていることが理想的。肩がきちんと合っていると、体型をより引き立てる効果があります。肩が落ちるほど大きいサイズや、きつすぎて肩が引っ張られる小さなサイズは避けましょう。
◆サイズ選びのポイント②
《バストとウエスト》
また、Tシャツのバストとウエストのバランスも重要です。
あまりにもゆるいサイズはだらしなく見え、逆にきつすぎるサイズは窮屈に感じられます。体のラインに程よく沿うサイズを選びましょう。胸周りや腰周りに適度なゆとりがありつつも、体にフィットしているサイズがおすすめです。
ビッグTシャツの場合は、あえてゆったり感を演出するものなのでこのルールにはハマりませんが、それでも全体のシルエットが自分に合ったものか確認しましょう。
ネックの形でも印象は大きく変わります。
そしてこれも大きなポイントです。ネックの形が合っていないと、オシャレにしたつもりが老けて見えたり、貧相に見えたりすることもあります。一番最悪なのが伸びてよれてしまっているネック。これは即刻退場ものです。
◆おすすめネック①
《クルーネック》
まずは王道中の王道、クルーネックから。クルーネックが与える印象は、ずばり「誠実さ」「聡明さ」です。
見える肌の面積が少ないため、安心感を与え、様々な場面で活躍してくれます。
基本的にはどんな人でも似合いますが、首が短かったり、上半身がガッチリしている人は、首回りに余裕のあるクルーネックを選ぶと良いでしょう。少々首が詰まり気味のデザインを選んでしまうと、顔が大きく見えたり、全体のコーデバランスを崩したりすることにつながります。
◆おすすめネック②
《Vネック》
次は男の憧れ、Vネック。Vネックの魅力は、なんと言っても色気。
Vネックは、肌が見える面積が広くなり、男性ならではの胸筋が見え隠れし、見えるようで見えない美学が色気に繋がるわけですね。
そしてVネックが似合う人は、まさに首が短く、上半身ガッチリタイプの方です。
もちろん、首が長く、痩せ型の方でも着こなすことはできますが、その場合、Vが深くないものを選んだり、ジャケットを羽織ると良いでしょう。Vが深いものを選んでしまうと、貧相な体つきに見えてしまうので注意が必要です。
◆おすすめネック③
《モックネック》
最後は、簡単にこなれ感が出る、モックネック。ニットなど秋冬のアイテムではよく見かけますが、実はモックネックはTシャツで着こなすのもアリなんです。
Tシャツなのにカジュアル過ぎないのがオシャ見えの大きなポイント。
ベーシックなTシャツに加え1枚持っておくと、Tシャツコーデではまず困りません。
基本はどんな人でも似合いますので、万能性の高いネックスタイルともいえます。特に上半身が比較的薄い人にはおすすめ。昨今は「細身の男性が好き!」という女性も多く、こちらもデート向きです。
いかがでしたか、Tシャツはどんな着方をしても自由です。ただ周りから老けて見られたくない、ダサく見られたくない方は改めて自分のTシャツ選びが正しかった確認してみてください。
IMAGE:SHUSAKU KATO
PHOTO:Getty Images
TEXT:FORZA STYLE