子どもの衣類についても、なるべく着回しがきくシンプルなものを必要なだけ揃え、時々は子ども自ら好きな服を選ばせて買い与えるというやり方を実践し、無理せず洋服の枚数を調整してきたそうだ。
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「子どもにも、一着を着回す楽しさを知ってほしいですし、何より一着ずつを大事にしてほしいと思うようになりました。
今はネットであらゆる衣類が手に入りますが、いいと思ってすぐポチって、結果買ってもほとんど着ない服がたまっていくあの感じには、もう戻りたくないんです」
しかし、真理奈さんのこうした考えは、通じる人には通じるが、伝わらない相手には全く伝わらないという。
「先日、コロナがだいぶ収まってきたということで、数年会えなかった親戚たちと食事会をしたんです。
みんなと近況報告し合えて楽しかったんですが、その食事会の後で、学生時代ぶりに会った1人のいとこから大量のお下がり服が送られてきて困りました。
母まで敵に回して、ちょっとした騒ぎになっちゃいまして……。」
☆自身の経験を踏まえ、一着の洋服を大事にする大切さを知った真理奈さん。しかし、全く価値観の違ういとこから大量の"お下がり服"が送られてきて……。後編ではより詳しくレポートしていく☆
取材・文 / 中小林亜紀
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