【後編】「鶏むね肉？そんなの使いません」30代面倒臭がり節約ママが物価高騰時代に常備するイチオシ食材。

【前編あらすじ】
2人の小学生の子を持つ30代の矢作ふうかさん（仮名）。家族4人分の食費を3割以上カットすることを目標に節約を頑張ってきたという努力家だ。しかし、そんなふうかさんはもともと上手なお金の使い方や節約が大の苦手だったという。今はどんな食生活を送っているのだろうか。そして、節約のコツとは……。

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節約食材として超優秀とふうかさんが絶賛するのは、ずばり「大豆の水煮」だという。

「大豆の水煮は、常に冷蔵庫にあります。肉類の量を減らして食費を節約しつつ、良質なたんぱく質を摂取できて、しかも腹持ちも良くしてくれるので、本当に重宝します。もちろんかさ増し野菜なども大いに活用していますけどね」

大豆の水煮とは意外な回答だったが、これはダイエットにも効果的に思われる食材だ。

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「そうですね、確かにうちは誰も太ってないですね。便秘知らずですし」

笑顔でそう答えたふうかさん。なぜ豆腐ではなく、大豆の水煮なのだろうか。

「豆腐ももちろん使いますが、下ごしらえで水切りしなければいけない料理も多くて面倒。私のテクニック不足のせいだとは思うけど失敗のリスクも結構高めだし、豆腐って麻婆以外は子供ウケがもうひとつなので、うちではそこまで頻繁には使いません」

ふうかさんは、節約を継続させてくれるのは、使いやすい食材ばかりだと言い切る。

「大豆の水煮は面倒がない上にあれこれ応用ができて価格も安定的。私が買っている物はそのままでも食べられるので、ガス・電気代の節約になります。賞味期限も長いですしね。しかも高タンパクで低カロリー。栄養面も優秀です」

節約食材常連の鶏のむね肉はやはりよく使いますか？と尋ねると、こんな答えが返ってきた。