現在は2~3人のパパと定期的に会い、月に20万円程度を稼いでいるようだ。
「パパ活を長くやっていると、価値観や貞操観念が狂ってくるんですよね……。パパ活仲間だった子は良い旦那さんを見つけたり、子どもを産んでバリバリ働いたりしています。
私は完全に婚期を逃してしまいました……。まぁ、パパ活をしている限り結婚できないだろうなとは思っているんですが(笑)。素敵だなと思う男性がいても、お金でしか測れなくなっています」
口角を上げて笑いながら話す彼女だが、その笑顔は作り笑いのようにも見える。
危機管理コンサルタントの平塚氏は言う。
「若い子とデートをして遊びたいという男性は多いです。パパ活女子を年代別で見てみると、20代が12.4%、30代が8.8%、40代でも6.9%が経験者です。今はアプリで簡単にマッチングできるので、普通の女性でも手を出しやすく、副業感覚で始める人も多くなっています。
しかしパパ活は職業ではないので、生涯生計を立てることはできません。今回の彩花さんのケースだと、やめたいと思っているなら二度とパパ活はしないと決意してキッパリやめる、本業に打ち込む、スキルを身につけて給料のいい会社へ転職するのが最善の策でしょう」
「実はこれからパパとお寿司なんですよね。では、失礼します」
このままではいけない、いつかはやめないといけないという気持ちに蓋をして、彩花さんは今日もパパ活で「お小遣い稼ぎ」をしている――。
取材・文 錦城和佳
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