彩花さんの本業は事務職で、特別なスキルがあるわけではなかった。
「転職も考えて、今より高い給料がもらえる会社の採用に応募したこともあったんですよ。だけど、福利厚生とか有休の取りやすさとかネームバリューを考えると転職できずにいて……。
20代にもっといろんなことに挑戦しておけばよかった。今になって、友人に言われたことがグサグサ刺さっています(笑)」
続けて、こう話す。
「ふとしたときに、我に返るんです(笑)。普段行けない高給寿司や焼肉店へ気軽に行けたのも、好きな物を買えたのも、自分の実力ではなくパパたちがいたからできたこと。
自分も彼らと同じステータスを手に入れたと錯覚して感覚が麻痺しているなって、自分でもわかっているんです。しかもあの人たちは私を好いてくれてるんじゃなく、若い子が好きなだけなので」
実際に彩花さんは、年齢があがっていくにつれてお茶や食事だけでは稼ぎづらくなっていたようだ。
肉体関係を求めてくるパパが多くなってきたのも事実のよう。
彼と破局して数ヶ月後、婚活パーティーへ参加したり、積極的に新しい出会いを求めたりしているが、素敵な男性と出会っても、年収フィルターをかけてしまい発展には至らなかった。
「別れた彼と結婚していれば、幸せな結婚生活を送っていたのかなぁ……と考えるときはあります。結婚してもお金に困りたくない。美容には惜しみなくお金を使いたいし、ずっと美しくいたい。
だけど会社員の給料だけじゃ毎月の支払いでいっぱいいっぱいで、パパ活しないと無理なんですよね。もう今さら生活レベルを落とせない。貯金がなくなりそうだったので、結局パパ活に戻ってしまいました」
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