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【後編】夫の育休はただのロングバケーション?「男性の育休は意味がない」と語る35歳2児ママの憂鬱

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そんな夫だが、育休に入って最初の1週間程度は「頑張って育児や家事に取り組む」という姿勢を見せていた。料理に挑戦したり洗濯機を回してみたり、子どものデイベッドの傍らで雑誌を読んだりしては、「優美は寝てなよ」と声をかけてもくれたのだという。

「でも、いざ料理を始めると、醤油はどこだ油はどこだ、少々ってどのくらいの量だとか、いちいち全部聞きにくるから、とてもじゃないけど寝ていられないんです。最初は頑張ってくれるだけでもありがたいと根気強く質問に答えていたけど、だんだん腹が立ってきました。

まるで子どもですよ。いちいち聞かずに全部開けて探せばいいし調べたらいいのに。覚える気がないから次々質問してくるんだと思いましたね」

さらに優美の夫は、育休に入って数日が経過すると、早くも家事・育児が煩わしく感じたのか、いろいろなことを諦め放棄するようになった。

「まず、洗濯物をたたむのが面倒なので洗いっぱなしになりました。乾燥機から出して畳み、片付けるのは私。子どもの着替えを準備するのももちろん私で、場合によっては夫の服も準備します。あと、ミルク作りや哺乳瓶の消毒も、何度言っても手順を覚えてくれなかったので、確認作業ややり直しが必要でした」

結局、夫はゴミ出し、皿洗い、子どもの沐浴後の世話だけを自分の仕事として確保した。しかし、洗ってくれたお皿の裏が油まみれになっているなど、洗い直しもしばしばだったという。

「赤ちゃんが泣いた時にあやすのも苦手らしく、抱き上げて数分も経たないうちに『なんでこんなに泣くんだよ』と無意味な質問を私にしてくるので、期待しないようになりましたね。上の子が赤ちゃん返りしてママが良いってなっちゃうと、そっちの子守りも夫に任せられなくて、結局何もかも私、となります」

やって、と頼んでも途中でフォローを頼まれたり、嫌な顔をされたりするため、頼むこと自体がどんどん嫌になってしまったのだそうだ。



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