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【カーボンニュートラル時代の車選び】ソニーとホンダ、トヨタの新たなアプローチとは?

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EV事業への本格参入を発表したSHM

今年も年初から自動車関連の話題が目白押しだ。そのなかでもまず注目を集めたのは、1月にアメリカ・ラスベガスで開催された、世界最大級の技術見本市「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」においてソニーとホンダのコラボレーションによるピュアEV(電気自動車)のプロトタイプが発表されたことだろう。


CES 2023で公開されたソニーとホンダの共同開発による新型EV「アフィーラ」。

実はソニーは2020年の同イベントでEV試作車“VISION-S”を公開していた。自動車分野に本格参入かと取られたこのモデルは、実際にはソニーがこれまで培ってきたセンシング技術やAI、クラウド技術を活用した車載用ソフトウェアの搭載など、先進技術のテストベッドと言えるものであり、当時はEV事業への参入等はまだ明確にされていなかった。


ディスプレイが室内幅目一杯に広がるインパネ周り。ステアリングも特徴的な形状だ。

それがより現実的なものとなったのが、昨年のCESでのことだった。このときソニーはSUV型コンセプト“VISION-S 02”を発表。より安全に、人と共に成長できる、エンターテインメント空間を持つものとして、さらなる進化を遂げたコンセプトモデルだ。

そしてこれを現実のものとするべくEV部門を立ち上げ、本格的に自動車業界に参入することがアナウンスされたのが大きな話題を呼んだ。それがソニーグループとホンダによる、新たなEVの開発とモビリティ向けのサービス提供を主眼とした「ソニー・ホンダモビリティ(SHM)」の設立であり、具体作が今回のCES 2023で公開された「AFEELA(アフィーラ)」である。

アフィーラはこれまでに発表されたコンセプトモデルと同様に、ソニーの持つ多角的なセンシング技術を用いて高度な運転支援技術を実現。加えて新たなソフトウェアやネットワークサービスを構築するとともに、エンターテインメント性能を充実させた“モビリティ空間を感動空間へと進化させた高付加価値EV”で新時代のモビリティとサービスの実現を目指すという。

そのうえでホンダが培ってきた確かな自動車製造が生きるわけだから期待値は高まるばかり。実際、SHMではこのピュアEVを2025年には発売に漕ぎ着けたいと意欲を見せている。


アフィーラは全長約4.9m、全幅1.9mのセダンタイプ。前後のメディアバー(上写真の赤い部分)を用いて外部とのコミュニケーションを取るという新しい試みも。


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