最近のアルファロメオももちろんステキではありますが、ちょっと前までのアルファロメオは「さらにステキ」であったような気がします。特に「ブッソーネV6」と俗称される昔ながらのV6ガソリンエンジンは、乗ると「……俺はこのまま爆死しても構わない!」と、ついつい思ってしまうほど官能的です。
そんなブッソーネV6エンジンを搭載するアルファロメオの中古車も、ここ最近は流通量がやや少なくなってきているのですが、今回お邪魔した埼玉県桶川市の専門店『PAZZO』さんには、思わず爆死したくなる(?)ちょっと前のアルファロメオが、手頃な価格にて多数展示されています。
こちらの社長さんである伊藤聡夫さんはもともとBMWのトップセールスで、その後は、ハイエンドなドイツ車を中心に販売するショップさんで長らく大活躍した人ですので、独立する際はてっきり「ドイツ車専門店」を開業するだろうと勝手に思っていました。しかし伊藤氏はなぜかアルファロメオ沼にずっぽりハマり、16年前にアルファロメオ専門店『PAZZO』を開業。そして、休日にはサーキット仕様のアルファロメオで各地のサーキットを激走するようになってしまいました。
いったい伊藤さんに何があったのか? ちょっと前のアルファロメオの魅力とは何なのか? そのあたりをヒアリングしつつ、ちょうどいいプライスの「アルファロメオ 156 2.5 V6 24V」の試乗もカマして爆死してみたというのが、今回の内容です。いやさすがに爆死はしてませんが、「……このエンジン音に包まれながら、俺はこのまま爆死したい!」と思ったことは事実です。
ということで魅惑の中古アルファロメオの世界、どうぞご覧ください。
パッゾオートモビルス
埼玉県桶川市東1-10-11
Text:Gunsou DATE
Video:Yoshihide Shoshima
Video Edit::Airi Harumi
Direction:Takashi Ogiyama