程よいポップさが滲み、クラシカルな雰囲気が実に今どきです
第493回目は、ケルティの70周年記念バックパックです。
アウトドア人気により、アウトドアブランドのアイテムを街で着こなすのも珍しくなくなった昨今。特に機能性においてはデイリーシーンでも活躍しますし。これに伴いアウトドアブランドもお洒落なアイテムが続々と登場しています。70年の歴史を誇る「ケルティ」のアニバーサリーアイテムもまさに。
1952年に南カリフォルニアで誕生したケルティは、トップクライマーから支持を得ている老舗ブランド。クライムシーンでは当たり前になっている、バックパックにウエストベルトを装備するのもケルティが最初なんだとか。そんな同ブランドが、今年70周年を迎えアニバーサリーアイテムを展開。春に第一弾をリリースし、今回は第二弾。
70年代に発売された定番のデイパックをベースに、底部をレザーで切り替えヘビーデューティ仕様に補強。ボディに採用したコーデュラ500Dナイロンが、タフさをさらに後押し。ポップなワッペンを大胆にあしらい、人目を引くデザインに仕上げています。
スリムなシルエットなので背負った時にスマートな印象を与え、ヴィンテージ感を滲ませるルックスは実に今どき。昔懐かしい老舗のアニバーサリーモデルは、使い勝手もお洒落も叶う旬な逸品と言えます。
ライニングは、ワッペンモチーフのプリントがぎっしり! 開けた際でも遊び心を感じさせるディテールはつい見せたくなってしまいますね。とは言えあくまでさり気なく、が肝要です。
上のデイパックとは一変、ぽってりとしたシルエットが可愛いアザーモデル。フロントのサブポケットを大きめにデザインしたユニークなアプローチが、そこらのデイパックとは一線を画し二度見必至。当然ながら、大容量なので使い勝手良し。
スクエア型のバックパックは、ラウンド型のダブルジップで大きく開口するのが特徴。ひとクセあるデザインと大容量を両立し、A4サイズのものがすっぽり入ります。カラバリも豊富でブラックなら、ビジカジでも応用可能。ライニングは同様にワッペンプリントを採用。
ケルティのアイコン的存在のボディバッグもアニバーサリーモデルにラインナップ。大型サイズなので、財布や500mlペットボトルも収納が可能。ミニマル主義の方ならこれで十分だし、旅行やフェスのサブバッグとしても活躍します。アンダー1万円のコスパもありがたい限り。
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
アリガインターナショナル 03-6659-4126
www.kelty.co.jp/