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LIFESTYLE 愛と悲鳴の婚活道場

ADHDを抱える35歳美女。和美さんは、どんな婚活を歩むべきか?

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【川崎貴子】
2度の結婚を経験した二女の母。乳がんの闘病経験も持つ。経営者、結婚コンサルタント、コラムニストとして多ジャンルで活躍中。

 

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和美:私にほめるところはひとつもないですよ貯金もないし、収入があるといっても、やっと生活できる程度だし。お金があればもっと自信が持てると思えるんですけれどね。

川崎:さっきも感じたけれど、お金にとても囚われているよね? どうして?「収入が多い人が幸福」という強固な定義があるのかな?

和美:それはもちろん!! 年収一千万円とか、バリキャリ女性なんて幸せに決まっています!!! 結婚して子供もいて、バリバリ仕事して、タワマンに住んで、子供を私立の学校に入れて、幸せのオンパレードじゃないですか?

川崎:なるほど。確かに幸せそうだけど内情は解らないものよ~。それに、メディアやSNSに出てくる人は、「わかりやすい成功者だけ」だと思った方がいいよ。その「成功」も一部の狭い世界と価値観の中でのこと。それと自分とは別だと考えよう。

和美:どういうことですか?

川崎:そうねぇ、あなた自身の幸せと「(一部の世界の)勝者のテンプレート」とは必ずしも合致しないということ。和美さん、あなたホントにタワマンに住んで、バリバリ仕事をして、子育てと仕事を並行して行いながら、子供を名門学校に入学させたいの?

和美:いや、違います。無理しない程度に仕事をして、私だけを愛してくれる人と、いい温度の中でぬくぬくと、愛し愛されて生きていきたい。

……あ、私、こんなふうに自分の願望を言うのは初めてです。

川崎:うん。とてもいい感じに答えていて、それが和美さんの本心だってよくわかるよ。

あと、自分のことを責めるのもやめよう。自分を傷つけるって、他人を責めるよりも自己完結しているから簡単なの。あなたのように真面目な人は、反省するのも好きで得意。まずは、それをやめてみようか。

和美:今、目からウロコが落ちています。私、親の期待に応えられないことにいつまでもこだわっていて、自分を攻撃し続けていたかもしれません。

障害者になるまでは、普通になれないことに悩んでいたんです。友達と遊びに行ったり、みんなで何かをしたり、男性と駆け引きをしたり、空気を読んだりすることができないんです。

川崎:私も協調性は全くないわよ(笑)。一つずつだっていいのよ。「今は恋愛よりも仕事」でもいいし。



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