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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

ハバナの至宝時計! そのアイコンモデルは買わずに死ねません

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

クラシックと、エレガンスと、ラテンの色気

「CUERVO Y SOBRINOS(クエルボ・イ・ソブリノス)」の歴史は、ハバナが栄華を極めていた1882年にまで遡ります。この年、創業した家族経営の小さな貴金属店が、19世紀末には「著名人なら一度は訪れるべき店」といわれるほどにまで成長。当時は、その名を世界中に轟かせていたといいます。

しかし、1953年のキューバ革命によって、クエルボファミリーは国外退去せざるを得ない状況になり、その後、ブランドは休止状態となり時計製造は停止。ヴィンテージマーケットでは、時計コレクターの注目を集める存在になっていました。

幻となっていたCUERVO Y SOBRINOSの再興へ向けた挑戦が始まったのは1990年代後半。調査のためにハバナの旧店舗の地下金庫を開けてみると、そこには往時のムーブメントやデザインスケッチが手つかずで眠っていただけでなく、ウィンストン・チャーチルやアーネスト・ヘミングウェイ、クランク・ゲーブルなどの大物が名を連ねる顧客台帳も見つかったそうです。

2003年に完全復活を果たし、その2年後には日本上陸。僕もそんなロマンティックな物語に惹かれて「PROMINENTE(プロミネンテ)」シリーズの別のモデルを購入したのですが、今回、紹介する「SOLO TIEMPO(ソロテンポ)」は、堂々とした佇まいと個性的なダイヤルデザインを備えた同ブランドのアイコンとなっているモデルです。

自動巻、パワーリザーブ42時間、防水5 ATMなどの機能も備え、100年前のただのレプリカではなく、新時代のウォッチとして生まれ変わっているのも魅力的。

センターに配されたマザー・オブ・パールと、その周辺のギョーシェ模様の組み合わせは最新の技術を駆使して製作されています。ちなみに、PROMINENTEは最大サイズのキューバシガーにちなんだ名前で、このシリーズは高貴な印象の弧を描いた長方形のケースを特徴としています。



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