「ホワイトマウンテニアリング」の黒⁉︎ あの人気シリーズが新顔になって復刻!
第415回目は、ホワイトマウンテニアリングのBLKコレクションです。
今や当たり前となったハイパフォーマンスな機能性とお洒落の融合。その先駆けでも知られるのが、「ホワイトマウンテニアリング」であります。創業当初より「ゴアテックス」と共同で生地を開発するといった取り組みで注目を浴びた同ブランドは、言わば近年のアウトドアミックスの草分け的存在。そんなホワイトマウンテニアリングが、昨シーズンの2021年春夏より「BLK」レーベルを復刻! 10年ぶりの復活とあって、ファンは大興奮。しかも! これがまた、大人にぴったりなアイテムが勢揃いなんです。
BLKはホワイトマウンテニアリングの中でも、よりハイスペックな機能性を持ったファッションアイテムを展開するレーベル。2009年に始動し、アウトドア通をも唸らせるプロスペックを備えたラインナップが大きな注目を集めましたが、2011年に惜しまれつつも休止。10年越しに復活した今年からは、「ブラックレイヤーノウレッジ(BLK)」の新たなコンセプトのもと、ブラックのみで展開するコレクションとしてリリースされます。
こちらのスタンドカラージャケットは、アノラックを想起させるハーフジップを備えた逸品。ボディは、ピーチ起毛と2種類の高密度タフタ、特殊製法によるデニム調合繊維の3種類をミックス。これにより、撥水性をはじめストレッチや速乾性、堅牢度に優れた機能性を装備しています。異素材を独特なパターンでミックスしているため、立体感がありインパクト大。とは言え、ベースがブラックだからコーデの汎用性も高いのが実に魅力的です。
年を重ねるほどにお洒落は落ち着きを見せ、無難にまとまってしまうもの。それも大人の余裕の為せる業なのですが、時にはエッジの効いた演出もしないと! そんな折に本コレクションのアイテムはぴったりかと。使い勝手のいいブラックで洒落感と強い存在感をものにできるんですから。
内側にプリマロフトを備え、シャープなルックスのまま抜群の保温性を実現。透湿防風に優れたGORE-TEX INFINIUMと相まって、快適な暖かさを味わえます。食材で言う品質表示のような、機能性やパターンの図がライニングに描かれるユニークなデザインも見どころ。
襟からフードが出せるのもポイント。急な雨に難なく対応するだけでなく、コーデのアクセント付けにもなるし、畳んでしまうことも可能です。この隠しフードは、思っている以上に便利だから安心感を得られますよね。
ここ数年再加熱しているコーチジャケットもラインナップ。上のスタンドカラージャケット同様、特殊製法のデニム調合繊維を使用し、デニムのような生地感が男らしさを演出します。シンプルかつレギュラーフィットのこちらなら、冬場はコートの下に合わせるライトアウターとして活躍し、春もアウターとして重宝しそう。
横糸にSOLOTEXを配合しているため、ストレッチも抜群。ノンストレスな着心地はもちろん、キックバックもいいから型崩れなく着こなすことができます。
ボディは、ソフトな風合いが特徴のSOLOTEX FULFLANを使用したウールフランネル調素材がベース。ウエストはドローコード仕様のため、穿き心地は至ってイージー。ピーチ起毛で切り替えたポケットが、程よいアクセントになります。
裏面には、ホワイトマウンテニアリングお馴染みのハトメタブがあしらわれています。パンツはポケット上に、トップスは背面の襟に、それぞれオン。さり気なくブランドを主張するアイコニックなディテールも健在です。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ホワイトマウンテニアリング 03-6416-5381