さて、218回目も続けて「エルメス」。前回登場させたリネン×シルクのニットポロシャツのホワイトです。
"直に着ないんだから、そこまで肌触りにこだわりすぎる必要もない"なんて悩んでいましたが…、実際に袖を通していたら、やっぱり気持ち良い。
インナー着るって言ったって、敏感な首や、袖は直接肌に触れますから。
黒がこれだけ使えるなら、安定の白はもっと使えるんじゃないかって思ったので、追うように"色ち買い"で清水ダイブしてしまいました。
基本の作りは黒と一緒。襟も比較的小ぶりで、編みもしっかりしてるのでボタンを開けて着ても だらしなくは見えないし、第1ボタンまできっちり閉めて着れば、こんな僕ですら上品でお利口さんに見えます(笑)。
真っ白ではなく少しクリームがかっているので、その素材の良さと合間って穏やかそうで柔和にも見えるんです。こんな僕でも。
ジャケットのインナーとしては黒よりも圧倒的に使えますし、上に何も羽織らないときは袖と裾に入ったボーダーの柄が アクセントになってくれます。
ただ、こちらも黒同様に品質表示タグが透けてしまうくらい薄い…(笑)。
下にはインナーかTシャツを着てるって話はしましたが、黒よりもインナーが目立つので何を着るかが相当に重要なんです。
セオリー通りにいくなら、グンゼのSEEKあたりが目立たなくて良いんでしょうけど、ビジネスで着るわけじゃないから そういうセレクトは違う気がする。ここは透けて見えることを前提としたアイテム選びがイイんじゃないかって。
そこでまたストレイ・シープが如くネットを彷徨い、目ぼしいものを見つけたら確かめるべく街へと繰り出す日々が始まるわけです。
そうして出会えた素敵なインナーの話は、また別の機会にでも。
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka