真夏以外ほぼ1年中使える、相棒のような存在
さて、212回目は舞い戻って、またも「エルメス」。「ジョギング ビコロール(Jogging Bicolore)」というトレーニング用のアイテムシリーズからフーデッドのスウェットパーカです。
アイテムの特徴は、"ビコロール"という名の通り、2色の配色。英語で言うなら「バイカラー(bicolor)ってことで、肩から袖に向かってストレッチの効いたエラスティンを混紡させた色違いのナイロンに切り替えられています。
以前 清水ダイブしたオレンジ色のハーフスリーブ スウェットがかなり調子良かったので、ジップアップタイプのフーデッドパーカも買い足すことにしました。
ボディはコットン100%で、このネイビー(マリン)の他に、カーキやライトグリーン、ホワイト、そして上記のオレンジなど様々なカラーが充実していたんですが、使い勝手を考えてネイビーをチョイス。
ラインの色もホワイト(フードの紐も合わせて白になります)があったんですが、ちょっとラインが主張しすぎるのもイヤだなと思って、同じトーンの方を選びました。
そして、その切り替え部分がハーフスリーブ同様「よく見ると H」。呑み屋のネタとしてよく使えてます。
生地のクオリティが抜群に素晴らしいのは体験済みなので、一瞬で気に入っていたんですが、どうも腑に落ちないのが刷新されたジップ…
エルメスのジップといえば、riri製だったのですが、最近はほぼYKKに変更されています。
もちろんYKKのジップが飛び抜けて素晴らしいのは知っているのですが、なんだろう…、エルメスにはririのジップを使って欲しいなぁ。という わがまま。
とは言え、そこを差し引いても使い勝手と着心地の良さは 筆舌に尽くし難い。
昼間は暖かいけど 夜になるとちょっと肌寒くなる、いまのような季節にはメチャクチャ重宝します。バッグに入れておいても邪魔にならないし、シワにもなりづらい。
価格はエルメスですから、まぁ……ですが、どこにでもあるスウェットパーカだからこそ他の誰かが着ていなそうなものを選びたいし、これだけ使用頻度が高ければ減価償却だってわりとスムーズにいきそうなので、アリとします。
本来の清水ダイブ目的は、海外リゾートへ行く際の飛行機内や、現地へ赴いてからの夜用としてだったんですが、コロナのせいで海外へ行けるのは いつの日やら…
行ける頃には着込みすぎててヘタってて また新しいのをダイブしちゃいそう……。お金がいくらあっても足らなそうだから、シコシコ働くことにします。
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka