冬のファッションアイテムとして欠かせないニット。
そんなニットにもいろいろな種類のものがあることをご存じでしたか?
ニットについて正しく理解をしておくことは、オシャレにニットを着こなすことへの第一歩。
今回は、ニットについて知っておきたいポイントをご紹介いたします。
知っておきたい3つのスタイル
まず、ニットは衿あきの形状別のスタイルで3つに分類することができます。
1)Vネックタイプ
衿がV字型になっています。
2)ラウンドネックタイプ
衿が丸衿になっています。
3)タートルネックタイプ
衿が筒状に伸びて、亀のように首をすっぽり包む形状です。
V字部分が大きかったり、小さかったり、また、丸衿の部分のカーブが緩めだったり、詰っていたりすることはありますが、セーターの種類は、この3つのスタイルを覚えておけば大丈夫です。
ニットの素材
ニットの素材として押さえておきたいのは、ウール、カシミア、コットンです。これらの素材にシルクやポリエステル等を混紡したものもあります。
基本的には、秋冬のニットはウール、カシミア素材のものを、また春夏のセーターにはコットン素材のものを選ぶとよいでしょう。
欧米では、カシミアのセーターは年間を通じて着ることのできるアイテムですが、湿気が多い日本では、秋冬、そして春先あたりまでがシーズンとなります。
薄手VSザックリ感
また、ニットは、ジャケットやコートの下に合わせて着る薄手のものと、それ1枚で着るザックリ感のある厚手ものとして分けて考えると、コーディネートがしやすくなります。
1)薄手のニットに、アウターを羽織る場合
カラフルな無地のカシミアニットがおすすめ。
ジャケットとコーディネートすることで、色をアクセントにできるため、洗練された印象を与えることができます。
また、カジュアルでプレッピーな印象にしたいのであれば、エンブレムがついた薄手のアイビーニットやテニスニット、さらにはアーガイル柄のアーガイルニットなどを合わせるのがベスト。柄物ニットはアウターとの合わせ方の難易度が少し上がりますが、他の人とオシャレに差がつけられること間違いなしです。
2)厚手でザックリしたニットを一枚で着る場合
ジャケットやコートを着ないで、ニットをアウター感覚で着る場合には、厚手でザックリとした重量感があるタイプを選びましょう。
網状のケーブル模様のフィッシュマンズセーターや、雪の結晶やトナカイ模様のノルディックセーターなどがその代表格。
秋には、これらのセーターをアウターとして着用し、寒い冬には、その上からコートを着てコーディネートします。
いかがでしたか? 季節によってニットの種類を使い分けて、より季節感のあるニットコーデを楽しみたいものです。今まで何も考えずにニットを購入していた方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
Photo : Getty Images
Text : Shinichi Shuto