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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

【ホンダvs.トヨタ】仁義なき小型車戦争! ヴィッツ改めヤリスは実際どうなんだ?

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

個性的なフロントマスクはどっちが好き?

2020年の序盤戦、ギョーカイ注目の熱いニュースといえば小型車です。わかりやすく表現すると「ホンダ・フィットvsトヨタ・ヤリス」という構図。しかし、この2台。そもそもライバル関係なんですか? と思うのです。

一般消費者から見れば「どっちにしようかな?」な2台ですが、アンテナ感度の高いフォルツァ世代がライフスタイルカー視点で見比べたとき、この2台は個性の異なるギアと映るのではないでしょうか。

まず、見た目から。ヴィッツ改めヤリスに先んじて東京モーターショーで披露された新型フィット。概ね好評を得ましたが、公にされたデザインテーマ(フロントマスク)が「柴犬」。どうやら愛らしいモフモフ感を表現したかった模様。ライフスタイル応じ5種類のモデル構成を展開したのは感心するものの、マメ柴的キュートさはなく、ワタシには駿河湾で上がった深海魚でございました。

一方、後発デビューとなった新型ヤリス。存在感ある最新トレンドのトヨタデザインながら、ワタシには時期が悪かったのでしょう、スターウォーズのナイン・ナン(Ep.5でランドの副操縦士を務めた)にしか見えません。やっぱね~このデザイン、ほうれい線キツイわぁ~。

というワケで「ホンダ・フィットvsトヨタ・ヤリス」は、脳内妄想変換の結果、「駿河湾の深海魚vs宇宙人ニエン・ナン」となりました。つまりこの2台、似て非なるものというのがワタシの結論。フィットはすでにプチバンというべきMPVですし、ヤリスは技術的に進化したものの小型ハッチバックという継続路線。

もし、「どちらを買うべきか?」 と問われれば、「自宅から近いディーラーから買いましょう!」というのがワタシの答え。指名買いなら他人に相談しないでしょうし、迷うならどちらでもいいということ。よって、クルマは工業製品なので、点検・修理で利便性の高い販売店から買いましょうという見解。

さて、先行デビューした新型フィットは既に情報が出回っていますので、最後に新型ヤリスをご紹介して終わりとしましょう。

大きく分けるとモデル構成は3パターンです。イチバン安いのが1リッターエンジン搭載車(FF)、真ん中がボリュームゾーンの直噴1.5リッターエンジン搭載車(FFと4WDあり)、ハイブリッドが1.5リッターエンジン搭載のFFモデルと、コレにプラスして後輪駆動用モーターを追加装備した4WDのE-Fourという構成。ちなみに、この真ん中の直噴モデルには6MTの設定があります。

技術的トピックはハイブリッド用バッテリーが、エネルギー効率のいいリチウムイオン式に変更されたこと。新型ヤリスはシャシーを一新した次世代型なので、軽く強く、動力性能の向上に貢献。燃費もよくなっています。

安全装備では、実用的な配慮というか工夫がみられます。歩行者や障害となる対向車などの接近(危険)を感知すると、車両にブレーキをかけると同時に車外に対し警告音が鳴ります。まあ、「#今日のプリウス」じゃありませんが、考えられることは何でもやろうという開発陣の意気込みが感じられました。

車両価格は139万5,000円~249万3,000円。現実的パーソナルユースでは、少しオプションを追加して乗り出し価格240万円~300万円な新型ヤリス。攻めたデザインのために、外から見るとキャビンが広く見えないのが難点ですが、セールスの結果はどうなることやら。

フィットにせよ、ヤリスにせよ、世の中にはごまんと出回ります。ソコだけが唯一のネガティブポイントでしょうか。もしフォルツァ世代の皆さんが乗るなら、少し派手目なボディカラーを選ぶのがキモかもしれませんね。無論、クルマ好きの方はGRモデルの登場を待ちましょう!

Text:Seiichi Norishige

トヨタ自動車
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