アラフォー男性のイケてる髪型を追求する「FORZARヘアカタログ」。5回目に登場するのは、大手不動産会社で働いているという鈴木さんだ。
【今回のお悩み】
「直毛で、伸びてくるとペタッとしやすい髪質。最近は輪郭も
変化し、全体的にメリハリがない感じです。できる男風にビシッと引き締めて見せたいです」(鈴木伸吾さん35歳・不動産開発業)
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【美容師のANSWER】
「加齢によって、誰でも輪郭や髪型はぼやけていきます。ひし形を意識したカットフォルムで、自然にリフトアップを目指しましょう」(MAISON TSUMUGI 吉沢ジュンさん)
渋谷のビル開発などを担当している、いわゆる“やり手”のサラリーマン、鈴木さん。スーツスタイルが多いものの、取引先に合わせてTシャツにジャケットなど、カジュアル感を取り入れる日もあるという。「髪型って男の印象を左右しますよね。特に前髪をビシッとあげるとモチベーションも高まる感じがしています」と鈴木さん。「でも、最近トップや前髪があがりにくい。なんとなくモサッとして困っています」と話す。
今回、ヘアを担当するMAISON TSUMUGIの吉沢さんは「30代に入ると、男性は首が太くなりやすく、輪郭もゆるんでくるのが普通です」と語る。「この場合、髪のフォルムが決まらないと、肩から上が台形シルエットに見えてシャープ感が失われがち。なので、ハチ、耳まわり、耳下を結んだときダイヤ型になるよう削ってから、全体に空気感のあるレイヤーを入れました。サイドはダイヤ型の角になる部分ですが、広がり過ぎては意味がないので、ソフト2ブロックにして自然な立体感を出しました」。これは‟骨格矯正カット“とも呼ばれ、女性の小顔ブームを作ったテクニックだ。
スタイリング法は?
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現場にいたスタッフからは、その変身ぶりに「仕事できそう!」「物件勧められたら即買いしちゃうかも!」なんて声が飛び出す始末。来年に向けて、ますます営業成績もアップすることだろう!
ヘアを担当したのは…
MAISON TSUMUGI オーナー 吉沢ジュンさんメンズ界のカリスマサロンLIPPSで総店長、ディレクター他を歴任。2019年にMAISON TSUMUGIをオープンさせる。数多くの雑誌でアワードを受賞するほか、書籍『ヘアデザインってなーに?』(髪書房)他を出版。ヘア化粧品の商品開発、美容師コンテストの審査員、セミナー講師など、その活動は多岐に渡る。メンズがお得意だが、女性のフワッとフェミニンなデザインもまさに神ワザ! 夫婦やカップルで通う人も多いという。
【製品のお問い合わせ】
LIPPS
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https://products.lipps.co.jp
Photo:Yasuhiro Ito
Text : Sachiko Ozawa
Edit : Yukari Tachihara