アウターだけで完結しない、冬コーデの締めアイテム
コートやダウンといった冬アウターは、コーデが楽だ。そう思っている人も多いでしょう。確かに、アウターでトップスを包み込んでしまえば、コーデは簡単に完成します。しかし、だからこそ大味になってしまうのも事実。マフラーやストールを上手に使って、単調にならない冬コーデを目指したいところです。
マフラーやストールが防寒性において利があるのは言うに及ばずですが、今回注目したいのはアクセントとしての役割です。オススメはリバーシブルデザイン。裏表で柄の異なるマフラー&ストールなら、巻いた時に両面の柄が織り交ざり、よりアクセント効果を高めてくれます。一方が派手色柄でも、もう一方が無地なら巻くと程よくトーンダウンしてくれます。また、巻き方によってはどちらか一方を主に見せることができるので、オンオフ兼用も楽しめます。
ビジネスで巻くならタイトに、カジュアルで巻くならいっそ大判でマフラー&ストールを主役にしたコーデもありですね。
norlha ノラ
素材が上質だから、ワイルドだけどエレガントに
ストール4万1000円／ノラ（オカベ アンド パートナーズ）、レザー12万円／デラン（トヨダトレーディング プレスルーム）、ニット2万円／アヌード、パンツ2万8000円／ベルウィッチ（アマン）、以上すべて税抜
シングルのレザーライダースのオトコらしさを損なうことなく、それでいて温かみがあり、また色みをプラスしてくれる大判ストール。ストイックなレザーのシルエットに対して、ボリュームストールでメリハリを楽しむのがポイントです。2007年に設立された同ブランドは、上質なヤクの毛を用いるのが特徴。ビッグメゾンが同ブランドの生地を採用するなど、その肌触りの心地良さはお墨付きです。色柄は、大柄チェックと無地ブラック。
Johnstons ジョンストンズ
カシミアをあえてカジュアルに巻いてみる
3万6000円（税抜）／ジョンストンズ（リーミルズ エージェンシー）
1979年にスコットランドで創業した、一貫生産制ファクトリーを所有するブランド。高級毛織物を得意とするだけに、こちらのストールもカシミア100%。あえてざっくりと編み上げることで、大柄とともにラグジュアリーなカシミアをカジュアルに楽しむことができます。
BREUER ブリューワー
スーツにも使えるダークカラー&クラシック柄
3万3000円（税抜）／ブリューワー（コロネット）
1892年にオーストリア・ウィーンで創業し、現在はフランスのパリに拠点を置く同ブランド。ネクタイが有名ですが、現在ではトータルブランドとして展開しています。こちらのストールはウールにシルクを20%ブレンド。変形ペイズリー柄と無地ネイビーで、シックかつクラシカルに巻けます。
PIACENZA ピアツェンツァ
室内でも巻いていたい極上素材ブレンド
2万円（税抜）／ピアツェンツァ（バインド ピーアール）
イタリアにおけるテキスタイル名産地のビエラで、1733年に創業した老舗中の老舗。カシミア生地で名高い同ブランドが作るこちらのストールは、カシミアにシルクを51%もブレンドした、極上の肌触り。マルチボーダーと無地ミディアムグレーの両面デザインです。
altea アルテア
ジャケット同様、ここのはやはり個性的です
2万4000円（税抜）／アルテア（アスティーレ ハウス）
1892年にイタリア・ミラノでネクタイ店として創業したのが、そのはじまり。今ではトータルブランドとして、高い人気を獲得しています。独自性の高い色柄を提案することで知られるブランドらしく、こちらのストールもマルチボーダーと小紋柄という、アイキャッチの効いた柄使いを披露します。
ストール4万1000円／ノラ（オカベ アンド パートナーズ）、レザー12万円／デラン（トヨダトレーディング プレスルーム）、ともに税抜
Photo：Naoto Otsubo
Styling：Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text：Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
オカベ アンド パートナーズ 03-6412-8826
リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238
http://johnstons.jp/
コロネット 03-5216-6521
http://www.coronet.co.jp/brands/breuer/
バインド ピーアール 03-6416-0441
http://www.wandp.co.jp/
アスティーレ ハウス 03-3406-7007
http://astilehouse.com/
トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567
