なんだかんだで、クローゼットに常備したくなる存在
第69回は、フルーツ オブ ザ ルームのパックTです。
2500円(税抜)/フルーツ オブ ザ ルーム(FTLジャパン)
子供の頃にお小遣いが足りず買えなかったものを、大人になって買い漁る。俗に大人買いなんて言ったりしますが、パックTもそのひとつではないでしょうか。
大人になりテロっとした上質な生地のTシャツが買えるようになったとしても、やはりビニールパックに入ったアメリカンなTシャツの魅力には抗えません。つい、クローゼットにストックしたくなりますよね。今回ご紹介するのは、数あるパックTブランドの中でも、1851年創業という老舗中の老舗です。
アメリカ・ケンタッキー州で創業したフルーツ オブ ザ ルーム。その名の通り、フルーツ柄のタグで知られるブランドです。90年代には、裏原ブランドがボディとして多用していたのを覚えている人も多いかと。
かつては古着屋さんや輸入屋さんなどで販売されていましたが、昨今は日本に代理店が開設されたおかげで、新たにファン層を広げています。今回ご紹介するパックTは、4.8オンスのアメリカンコットン製オープンエンドに、日本国内でポケットを加工したもの。パッケージにちゃんとアメリカンな香りを残しつつも、日本人にフィットするシルエットにアレンジされています。
2枚入りのパックTには、こんなボーダー&無地ホワイトのポケTタイプもあり。肌触りを考慮して、通常ネックに付けられるタグをプリントにするなど、進化を見せています。
各3000円(税抜)/フルーツ オブ ザ ルーム(ダイヤモンドヘッド)
かつてはアンダーウェア&ボディブランドの印象が強かったですが、現在はファッション要素を強めたプリントTなども多く展開しています。
左:3000円、右:3800円(ともに税抜)/ともにフルーツ オブ ザ ルーム(ダイヤモンドヘッド)
同じサイズのパックTを買ったのに、全然大きさが違う。90年代にはそんなことも多々ありましたが、日本に代理店が出来てからは安心して買えるようになりました(笑)。まぁ、そんなアバウトさも、アメリカンなTシャツの魅力だったりはしますが。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
FTLジャパン
03-6303-4710
ダイヤモンドヘッド
058-388-8288